南アフリカ大統領就任式で珍事 パラシュート部隊が着地に失敗<動画あり>

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2019年05月28日 14:32  Techinsight Japan

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晴れの舞台で着地に失敗(画像は『eNCA 2019年5月25日付Twitter「Paratrooper crash lands during Presidential inaguration.」』のスクリーンショット)
南アフリカ・プレトリアの「ロフタス・ヴァースフェルド・スタジアム(Loftus Versfeld Stadium)」で5月25日、シリル・ラマポーザ(Cyril Ramaphosa)大統領就任式が行われた。この重要な式典で、さっそうと舞い降りてきたパラシュート部隊の1名が着地に失敗、フィールドに設置された迫撃砲に激突するというハプニングが発生した。『News24』など多くのメディアが伝えている。

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南アフリカ大統領就任式では、国内外の多くの要人や市民などおよそ3万人がスタジアムに集まり、軍隊の行進や航空ショー、民族ダンスなど様々な形で大統領を祝福した。この式典で、南アフリカ国防軍のパラシュート部隊5名がスタジアムに降り立ち、大統領に憲法の前文が記載された巻物を手渡すことになっていた。パラシュート部隊は首都ブルームフォンテインにある第44隊の精鋭で、この日のために練習を繰り返していたことだろう。

しかし快晴ではあるものの、風が強かったことが災いした。パラシュート部隊は風に押される格好で着地も決まらず、うち1名はかなり前方に着地し、そのままディスプレイされていた迫撃砲に激突してしまったのだ。

迫撃砲はしっかり固定されているものではなかったため、隊員の衝撃はそれほどでもなかったようだが、ラマポーザ大統領は笑顔ながらもやや唖然として事の成り行きを見守っていた。

その様子はソーシャルメディアで拡散し、「南ア軍隊はジョークだ」「今この国で起きていることの象徴だろう」といった国家への皮肉も見られたが、「隊員が無事であればいい」「通常の着地と異なり、スタジアムのような囲まれた場所では風が巻き起こるので予測不可能となる」という擁護する意見も多かった。

その後「激突した隊員はICU(集中治療室)で治療を受けている」という情報がソーシャルメディアで飛び交ったが、国防軍スポークスマンのマフィ・ムゴボジ(Mafi Mgobozi)准将によるとこれは完全にデマで、スタジアム脇にある医療テントで救急隊の診察を受け、異常がなかったため職務に戻ったという。




画像は『eNCA 2019年5月25日付Twitter「Paratrooper crash lands during Presidential inaguration.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

このニュースに関するつぶやき

  • 国の重要式典での落下傘降下はやめた方がいいかも知れない。
    • イイネ!7
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