高速道路でガス欠 ガソリンをもらおうとした男性がはねられ死亡(台湾)

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2019年05月29日 11:03  Techinsight Japan

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高速道路上で走行車を止めようとした男性(画像は『TVBS新聞網 2019年5月27日付「車沒油!男國道上攔車求救 遭撞飛、輾斃」(圖/TVBS)』のスクリーンショット)
台湾の高速道路で27日早朝4時40分頃、男性1人がはねられ死亡する事故が発生した。男性は運転していた車がガス欠になり、ガソリンを分けてもらおうと車道に立っていたという。『蘋果日報』『TVBS新聞網』などが伝えた。

事故が起きたのは、国道1号線の台湾北部に位置する五股区と楊梅区を繋ぐ高架「五楊高架」の南下37.6キロ地点。男性(41歳)は妻と一緒に桃園在住の友人を訪ねるところだった。ガス欠になった車を路肩に止めた男性は、三角停止表示板を車の後方に設置した後、車内にいた妻に「ガソリンを少し分けてもらってから高速を下りてガソリンを入れよう」と話し、他の車を止めに行ったという。妻は危ないのでやめるように伝えたが男性は聞く耳を持たなかったそうだ。

車を止めようと高速道路の車道に出た男性はまもなくはねられ、後続の車の下敷きになった。救急隊が駆けつけた時はすでに心肺停止の状態で、病院に搬送されたが助からなかった。

警察の調べによれば、男性をはねた運転手は63歳の男性とのこと。彼は「当時辺りはまだ暗く、スピードも出ていたので、車道にいた男性が手を振っているのに気付いた時にはもう避けられなかった」と話したという。また、後続の車を運転していた66歳の男性も「道路に人が倒れていると気付いた時には間に合わなかった」と語ったそうだ。

国道公路警察局では事故前に「路肩に故障車両が止まっている」との通報があり、その対応に向かっている途中で事故が発生してしまったという。なお通常はガソリンの給油ランプが点灯してからも数十キロは走行できることから、警察では男性が給油ランプの点灯に気付かなかったのか、ランプが故障していたのかなど事故の原因について調べを進めるとしている。

画像は『TVBS新聞網 2019年5月27日付「車沒油!男國道上攔車求救 遭撞飛、輾斃」(圖/TVBS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)

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