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「地味弁」は滋味弁だ! “映え禁止”お弁当の勧め

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2019年05月29日 12:41  OVO [オーヴォ]

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写真「地味弁」を認定する5つのルール。
「地味弁」を認定する5つのルール。

 古代ペルシャ人の宗教「ゾロアスター教」は、世界を光と闇の戦いと解釈する「二元論」で有名だが、白黒つける戦いまでいかなくても、対照的な二つのものを比較して考えることは現代日本人も、よくやっている。

 たとえば「根明(ねあか)」と「根暗(ねくら)」。対照的な性格の違いを表す「対義語」として、最新版の広辞苑にも仲良く載っている。

 広辞苑には載っていないが「地味婚」と「派手婚」も、費用などが違う結婚式を対比する言葉としてよく使われた。地味婚はバブル経済崩壊後に人口に膾炙(かいしゃ)した。万事“派手”に傾いたバブルの反動で、地味婚は倹約の「賢いイメージ」の文脈で語られた。

 最近、全農が提唱するお弁当「地味弁(じみべん)」も好ましいイメージで受け止められているようだ。時代は地味弁を求めている?

 地味弁と認定されるのはいたって簡単。おコメの使用▽インスタグラムなどのSNS映え禁止▽おかず2品程度▽色は3色程度▽調理時間は10〜30分―の“5つの決まり”を守れば、立派な地味弁だ。見た目や華やかさよりも“おいしさ”を無理せず追求する点が地味弁の“誇り”。

 地味弁を紹介するウェブサイト「地味弁.com」には「パクっとつまめる塩むすび弁当」や「忘れられているもの活躍弁当」など、料理人らが考案した無理せず作れる地味弁の見本がたくさん、分かりやすいレシピとともに掲載されている。

 これらのおコメを使った栄養たっぷりの地味弁を眺めていると、地味弁は、身体の栄養となる食べ物を意味する「滋味(じみ)」の“滋味弁”、土地に産するもの―特にコメを意味する「地味」(ちみ)を生かす“地味(ちみ)弁”の2つの“顔”も併せ持つお弁当に見えてくる。地味弁は、栄養たっぷりの「滋味弁」であり、お米を生かした「地味(ちみ)弁」でもある。

 地味弁がこの先、人口に膾炙し、将来広辞苑に載るようなことがあったら、「5つの決まり」と、地味・滋味・ちみの「3つの意味」は落とせないかもしれない。

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