糖質制限中に、麺料理が食べたくなる方は多いですよね。ところが、ご飯やパン同様に、パスタやうどん、蕎麦も、糖質の含有量はかなり高いです。
そこでおすすめしたいのが、「干豆腐」です。細切りになっている干豆腐は、麺同様の料理が楽しめて、しかも低糖質高たんぱく質というすぐれものです。
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、簡単にできる干豆腐のレシピを3つご紹介します。
■「干豆腐」ってどんなもの?
まだ日本ではそれほど馴染みのない「干豆腐」ですが、中華料理の食材としては定番的なものになっています。その名の通り、硬めの豆腐の水分を抜いて十分に干すことで作られ、糖質が少ないことはもちろん、「カルシウム」や「食物繊維」といった、ダイエット中には欠かせない栄養素がしっかりとれるのもおすすめポイントです。
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■クセが少ないので、さまざまなアレンジが可能
豆腐を干して作る干豆腐はクセが少なく、十分に麺の代用として楽しめます。中華風はもちろん、和風、イタリアンとお好みのアレンジがきくのも優秀な食材です。
ダイエット中であれば、野菜をたっぷり加えていただきましょう。どんな野菜とも相性抜群です。
■普通の麺より、満足感あり!コツを押さえてより美味しく
実際に食べてみるととても食べ応えがあるので、ダイエット向きなのも干豆腐のさらなるメリットです。
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いっそう美味しくいただくためには、茹で時間に気をつけましょう。冷凍の干豆腐の場合は、まず自然解凍か流水による解凍を行い、それから5分ほど茹でて、しっかり水を切ってから調理するのがコツです。
■「干豆腐のシンプルレシピ」3選
(1)干豆腐のイタリアンサラダ
野菜は冷蔵庫にあるものを、お好みでお使いください。
材料(2〜3人分)
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・干豆腐 1/2袋(250g) ・貝割れ大根 1/2パック ・パプリカ 1個 ・オリーブオイル 大さじ1 ・酢 小さじ1 ・はちみつ 小さじ1 ・塩、こしょう 適宜
作り方
(1)干豆腐は解凍して茹で、しっかり水を切っておきます。 (2)貝割れ大根は根元を切り、パプリカは細切りにしておきます。 (3)オリーブオイル、酢、はちみつ、塩、こしょうをよく混ぜ合わせておきます。 (4)(1)と(2)を(3)でよく和えれば完成です。
(2)干豆腐の中華風焼きそば風
干豆腐は炒めるとボリュームが出て、少量でも満足できます。
材料(2人分)
・干豆腐 1/2袋(250g) ・にんじん 1/3本 ・ピーマン 2個 ・ハム 2枚 ・にんにく 1かけ ・鶏がらスープの素 小さじ1 ・ごま油 小さじ2 ・塩、こしょう 適宜
作り方
(1)干豆腐は解凍して茹で、しっかり水を切っておきます。 (2)にんじん、ピーマン、ハムはそれぞれ千切りにしておきます。 (3)にんにくは、みじん切りにしておきます。 (4)フライパンでごま油小さじ1を熱し、(3)を入れて香りが立ったら(2)を加えて炒めます。 (5)野菜に火が通ってきたら(1)を加え、鶏がらスープの素と塩、こしょうを加えて炒め、仕上げにごま油小さじ1を加えて混ぜ合わせ、火を止めれば完成です。
(3)干豆腐のトマトスープパスタ風
干豆腐はスープにしていただくのもおすすめです。
材料(2人分)
・干豆腐 1/2袋(250g) ・ホールトマト缶 1缶 ・にんにく 1かけ ・玉ねぎ 1/2個 ・オリーブオイル 大さじ1 ・コンソメキューブ 1個 ・水 1カップ ・塩、胡椒 適宜 ・刻みパセリ 適宜
作り方
(1)干豆腐は解凍して茹で、しっかり水を切っておきます。 (2)にんにく、玉ねぎはみじん切りにしておきます。 (3)鍋でオリーブオイルを熱し、(2)を加えて香りが立つまで炒めます。 (4)(3)にホールトマト缶を入れてさらに炒め、水を注いで5〜6分煮ます。 (5)(4)にコンソメキューブ、塩、こしょうを加えて味を調えます。 (6)器に(1)を入れた上から(5)を注ぎ、刻みパセリをふれば完成です。
食生活を改善する時に我慢ばかりしていてはストレスがたまり、かえってよくない結果になりがちです。そんな失敗をさけるためにも、代替品となる食材は大いに使っていきましょう。ぜひ、「干豆腐」をこれからの新定番にしてみてください!
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ「脂肪燃焼ダイエット」「ハッピーラッキー美人の秘密2」など、これまで4冊の自著を刊行。食、メンタルケアなどを通じて生活と人生の質を高めるメソッドについて、多方面にて執筆中。ブログも毎日更新中。)