アシックス、ランナーの着地から蹴り出しまでの一連の動きをAIで測定する新サービスを開発

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2019年06月03日 20:22  Fashionsnap.com

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解析イメージ Image by: アシックス
アシックスジャパンが、AIによる画像解析技術を用いてランナーの「プロネーションタイプ」を測定するシステムを開発した。同社のランニングフォーム分析アプリ「アシックスランニングアナライザー(ASICS RUNNNING ANALYZER)」に新機能として、6月上旬からアシックス原宿フラッグシップ、ロンドンのアシックス リージェントストリート フラッグシップ(ASICS REGENT STREET FLAGSHIP)、ニューヨークのアシックス フィフスアベニュー フラッグシップ(ASICS 5th AVENUE FLAGSHIP)などの旗艦店を中心としたグローバルの直営店で順次導入する。

 プロネーションは着地の衝撃を和らげるために足に備わっている機能で、プロネーションタイプは、走行中の着地から蹴り出しまでの一連の動きのことを指す。プロネーションタイプには個人差があるため、それぞれに合ったシューズを着用することで走行時の負担を軽減したり、より良いパフォーマンスを発揮することができる。
 今回は、タブレット端末でランニング中の膝から下を撮影した動画をクラウド上のAIが自動で解析し、膝、足首、かかとの位置を特定するとともに着地の際にかかとが内側に倒れこむ度合いを割り出すことで、プロネーションを判定する技術を開発。導入後の各直営店では分析結果を基に、最適なランニングシューズを提案する。センサーやマーカーなど大規模な装置が不要なため、これまで導入が難しかった小規模店舗やスポーツイベントで同システムを活用できるとし、より多くの顧客のスポーツライフを充実させていくという。
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