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豪中銀、約3年ぶり利下げ 過去最低の1.25%に

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2019年06月04日 13:51  ロイター

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[シドニー 4日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は4日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを25ベーシスポイント(bp)引き下げ、過去最低の1.25%とすることを決定した。


利下げは2016年半ば以来約3年ぶり。


中銀は、物価と経済成長の低迷を受けて利下げを実施する意向を示唆していた。


ロイター調査ではアナリスト35人中32人が今週の利下げを予想。残りは据え置きを予想していた。


ロウ中銀総裁は声明で利下げ決定について「理事会は、雇用の伸びを支援し、インフレが中期目標に沿った水準になるとの信頼感を高めるために決断した」と説明した。


貿易摩擦により、世界経済に対する下振れリスクが拡大しているとの見方も示した。


また「持続的な経済成長やインフレ目標の達成を支援するため、引き続き労働市場の状況を注視し、金融政策を調整する」と述べ、必要に応じて追加利下げを行う用意があることを示唆した。


ただ、家計は多額の債務を抱えており、金融政策だけでは景気の押し上げはできないとも指摘。政府に減税や財政支出などの対応を求めた。


JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバル・マーケット・ストラテジスト、ケリー・クレイグ氏は「中銀は財政支出による景気支援が好ましいとの考えから、利下げを急がないだろう」と述べた。


また「中銀自身、特に家計部門の債務水準が高い状況では、すでに歴史的低水準にある金利をさらに引き下げてもそれほど効果的ではないと認めている」とし、「政府による協調的な政策対応をあらためて強く呼びかけることで、2020年の利下げの必要性は低下するかもしれない」と話した。


金融市場<0#YIB:>は9月までに2度目の利下げが行われると予想しており、年末までに3度目の利下げが行われる確率は50%とみている。


ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)のチーフエコノミスト、Ivan Colhoun氏は、2020年前半に3度目の利下げが行われるリスクがあると指摘。「成長鈍化が見込まれ、一段の金融刺激策が必要となるとの見方を反映している」とし、「現在の傾向が続けば、政府が年内にさらなる財政支援を検討し始める可能性が高い」と述べた。


金利決定の発表後、豪ドル<AUD=D3>は上昇。市場は利下げを完全に織り込んでいた。豪ドルは直近で0.1%高の0.6982米ドルで推移。市場では、向こう約1年で米国でより大幅な利下げが行われるとの見方が強まっている。


フライデンバーグ財務相は豪中銀の利下げについて、生活費で家計が圧迫される中で「タイムリーな後押し」との見方を示した。


「今回の利下げが経済にもたらす恩恵は小さくなく、銀行が、利下げの恩恵を顧客に還元すべきという国民のメッセージを聞くことは重要だ」と述べた。


*内容を追加しました。

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