BoFが世界の優れたファッションスクールを発表、ランキング形式は廃止

ファッションメディア「ビジネス・オブ・ファッション（The Business of Fashion）」（以下、BoF）が、優れた世界のファッションスクールを選出する「The Best Fashion Schools in the World 2019」を発表した。今年から従来のランキング形式を廃止し、新たな評価方法を採用している。

　新たなシステムでは、厳格な評価基準とリンダ・ロッパ（Linda Loppa）やヴォーグイタリアのサラ・マイノ（Sara Maino）など12名の専門家によりBoF内に新設された教育委員会によりファッションスクールを選定。学士課程（Undergraduate）と博士課程（Graduate）ごとにそれぞれ「ファッションデザイン」「ファッションアートディレクション＆コミュニケーション」「ファッションビジネス＆マネジメント」の3カテゴリーに分割し、各カテゴリーにおいて「国際的な影響力」「学習体験」「長期的な価値」の3つの観点と、それらの要素を踏まえた「総合評価」から選出する。
　今年のThe Best Fashion Schools in the Worldでは、学士課程を対象にしたファッションデザイン部門において、セントラル・セント・マーチンズをはじめ、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションやエスモードインターナショナル、パーソンズ・スクール・オブ・デザイン、東華大学など14ヶ国37校が選出。日本からは博士課程のファッションデザイン部門において、文化ファッション大学院大学が選ばれた。

■The Best Fashion Schools in the World 2019