FIFA U−20ワールドカップ ポーランド2019決勝トーナメント1回戦が4日に行われ、U−20日本代表とU−20韓国代表が対戦した。
日本は引いて守る韓国に対してボールを保持しながらチャンスを伺う時間が続くが、なかなかシュートまで持ち込むことができない。前半終了間際の45分にはペナルティエリア内左深い位置に抜け出した宮代大聖が折り返すと、GKの脇を抜けたボールがゴール前へ。そこに西川潤が走り込んだが、DFに寄せられてシュートを打つことはできなかった。前半はこのままスコアレスで折り返す。
後半に入り50分、日本は敵陣右サイドからのFKの流れからこぼれ球を郷家友太がボレーで突き刺し、ネットを揺らす。だが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)により直前にオフサイドがあったとして得点は認められなかった。
韓国は67分、右からのFKにファーサイドのイ・ジェイクが頭で合わせたが、ここはGK若原智哉が好セーブで阻止。一方、日本は71分に宮代のクロスを途中出場の中村敬斗がヘディングで合わせたが、GKの好セーブに阻まれた。さらに78分には中村の突破からエリア内でこぼれ球を拾った宮代が右足でゴール左を狙ったが、左ポストを直撃した。
試合が動いたのは84分。韓国がエリア左でボールを奪うと、ここからのクロスをゴール前のオ・セフンがヘディングでゴール右に流し込み、先制に成功。日本はミスから痛恨の失点を喫した。
試合はこのままタイムアップを迎え、韓国が3大会ぶりに準々決勝へ進出。日本の8大会ぶりの8強入りは叶わなかった。
【スコア】
U−20日本代表 0−1 U−20韓国代表
【得点者】
0−1 84分 オ・セフン(韓国)
【スターティングメンバー】
日本(4−4−2)
若原智哉;菅原由勢、瀬古歩夢、小林友希、鈴木冬一(88分 原大智);郷家友太(68分 中村敬斗)、齊藤未月、藤本寛也(88分 東俊希)、山田康太;西川潤、宮代大聖