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火星探査機の掘削装置「モグラ」5mのはずが30cm掘っただけで挫折 NASA(動画)

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2019年06月07日 15:21  ハザードラボ

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ハザードラボ

写真自動的にハンマーを打ち込むモグラの構造(NASA)
自動的にハンマーを打ち込むモグラの構造(NASA)

 米航空宇宙局(NASA)は、火星探査機「InSight(インサイト)」に搭載されている地中掘削装置が、予定の地下5メートルまで到達できず、わずか30センチまで掘り進んだ段階で止まってしまったと明らかにした。
 通称「モグラ」と呼ばれるこの掘削装置は、火星で発生する地震計の設置や内部の熱の発生源などを調べるためにNASAジェット推進研究所(JPL)とドイツ航空宇宙センター(DLR)が共同で開発したもの。
 NASAによると「モグラ」は、表面から5メートル地下まで穿孔して、内部温度を測定できるように設計されているが、今年2月28日に地下30センチに達してから、びくとも動かなくなってしまった。

地下30センチで止まったモグラ 以来、米独共同チームは、不具合が起きた原因と解決策について検討を続けた結果、最も可能性が高いのは、掘る場所の土壌が柔らかすぎたのではないかということ。  柔らかければ、効率よく掘れそうだが、土の摩擦力が低いと足場が不安定になって、スパイクを十分に打ち込めなくなってしまうという。

 現在、技術者のチームが、研究室内に火星と似たような模擬環境を作って、インサイトのロボットアームを利用して、「モグラ」を地中から引き抜く技術をテスト中だ。  今後は、プログラムを変更して、システムを改良するための指示を地球から送信する計画だ。新たなプランでは、ロボットアームを利用して地面を押しつけることで、モグラ周辺の土壌に十分な摩擦力を加えて足場を固めることを期待している。

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