ファームで7勝をマーク 今季初先発のロッテ・土肥星也

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2019年06月08日 11:15  ベースボールキング

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ロッテ・土肥星也【写真は2018年】(C)KYODO NEWS IMAGES
◆ 二軍でリーグトップの7勝

 「初登板なので不安はありますけど、自分の中でイケるなという自信はあります」。

 ロッテの土肥星也が8日の巨人戦で今季初先発する。二軍では3月17日の西武戦から4月14日の日本ハム戦にかけて5連勝を記録するなど、イースタンリーグ最多の7勝をマーク。防御率も2.94の成績を残し、満を持して一軍のマウンドに上がる。

 昨季までは下半身を使った投球ができなかったが、昨年の秋季キャンプで大隣憲司二軍投手コーチから下半身を主導にした投球の指導を受けた。下半身主導の投球になったことで、これまで苦しんでいた制球力が改善し、四球数が減少した。

 春季キャンプから下半身主導にした投球に手応えを掴んでいた土肥だったが、「ちょっとずつズレたりしていて、良くなかったのかなと思います」と4月14日の日本ハム戦で6回、6安打、6失点、5月1日の楽天戦で5回2/3を投げて8安打、5失点とやや調子を落とした時期もあった。

 「自主トレでやってきたトレーニングを見返したり、細かいことをしっかりやって、また状態を戻ったというか良くなりましたね」。

 5月7日の日本ハム戦で敗戦投手になったが、7回、7安打、14奪三振、3失点と好投。この登板以降は再び調子を取り戻し、その後の3試合はいずれも6回1失点と、昇格に向けてアピールを続けた。

 ようやく回ってきた一軍での先発のチャンス。「二軍でも四球が少ないので、一軍でも少なく投げていきたい」と意気込む。

 「遅く上がっても早く上がっても1試合で終わったらダメ。一軍に上がっても続けていかないといけない。一軍に上がったからには長くいられるように」。

 また、ファームで指導を受けてきた大隣コーチからは一言「頑張ってこいよ」と言われたという。昨年の秋季キャンプから取り組んできたことを、一軍の舞台で発揮して欲しいところだ。

◆ 土肥星也の今季ファーム成績
3月17日vs西武
○ 6回 70球 安5 振0 四死0 自責0

3月24日vsDeNA
○ 5回2/3 82球 安4 振4 四死1 自責2

3月31日vs巨人
○ 7回 92球 安8 振3 四死1 自責2

4月7日vsDeNA
○ 7回 108球 安4 振12 四死1 自責0

4月14日vs日本ハム
○ 6回 104球 安6 振6 四死2 自責6

4月23日vs巨人
− 5回 77球 安6 振1 四死1 自責3

5月1日vs楽天
− 5回2/3 109球 安8 振1 四死3 自責5

5月7日vs日本ハム
● 7回 122球 安7 振14 四死0 自責2

5月14日vs日本ハム
○ 6回 89球 安4 振5 四死1 自責1

5月22日vs西武
− 6回 89球 安4 振3 四死1 自責1

5月28日vsヤクルト
○ 6回 93球 安7 振3 四死3 自責0

取材・文=岩下雄太

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  • 現状の投手陣の出来映えからすれば、ローテどころかエースも狙えるexclamationチャンスを活かしてもらいたい。
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