「ユニクロ」19年秋冬はアウター類が充実、ヒートテックはトップス使いができるアイテムを定番化

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2019年06月08日 13:22  Fashionsnap.com

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ユニクロ2019年秋冬コレクション展示会より Image by: FASHIONSNAP.COM
「ユニクロ(UNIQLO)」は、2019年秋冬シーズンにアウター類を拡充する。近年暖冬の影響でアパレル各社がダウンをはじめとするアウター類の売上が伸び悩むなか、同ブランドでは機能性の追求と他アイテムとの組み合わせによる温度調整を提唱。カラートーンはクリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)がアーティスティックディレクターを務めている「ユニクロ ユー(UNIQLO U)」でこれまで好調だったカラーを取り入れ、ネイビーやオフホワイトといったベーシックなカラーのアクセントとなるアイテムを展開する。
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 ウィメンズでは、毎年人気のダブルフェイスのコートからコクーンシルエットのタイプが登場。メンズでは数年ぶりとなるダッフルコートを発売する。アウター類の中でも特に力を入れたのはダウンコートで、前身頃と後身頃にダウンを、腕や腰周りなど動きやすさが求められる部分には中綿を入れたハイブリッドなデザインに仕上げた。中綿は東レと共同で「吸湿発熱中綿」を開発。これにより軽量ながら全面にダウンを使用したコートと同様の暖かさのあるアウターが実現できたという。軽量ダウンとして定番化している「ウルトラライトダウン」は、昨年ブランド全体でボリュームのあるコートが人気だったことから、従来よりもシルエットのボリュームを強調したデザインをラインナップに加える。

 秋冬シーズンの機能性インナーとして展開する「ヒートテック」では、トップス使いを推奨したアレキサンダー・ワン(Alexander Wang)とのコラボレーションコレクション「UNIQLO and ALEXANDER WANG」が人気を集めたことから、リブ素材を使ったものやボディスーツ型のトップス使いできる仕様を定番化。極暖や超極暖などをトップスとして着用し、ダウンなどの重衣料と合わせるすることで、着込まずに温度調整するコーディネートを提案する。
 ユニクロ ユーはフランス映画界の巨匠エリック・ロメール(Éric Rohmer)の作品「愛の昼下がり」に着想。グリーンやマスタードの鮮やかなカラーを取り入れ、ミックスカラーのニットやコーデュロイ素材のジャケットなどを揃える。アウター類はウィメンズでブロックテック素材を使ったステンカラーコートやボリュームがあるショート丈のコートなど計8型、メンズではブロックテック素材を取り入れたダッフルコートやシックなカラーのギンガムチェックのロングコートといった計9型を発売する予定だ。
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 春夏シーズンに「ポケモン(Pokémon)」やVERDY、カウズ(KAWS)、名作漫画とのコラボレーションが話題となったTシャツブランド「UT」では長袖のスウェットを追加し、オールシーズン楽しめるブランドとして展開していく。このほかイネス・ド・ラ・フレサンジュ(Inès de la Fressange)とのコラボレーションコレクションでは、フランスの冬のリゾート地 ムジェーブにインスパイアされたノスタルジックなデザインを取り入れながら、強い女性像をイメージしたというブラックを使用したジャケットやパンツを発売する。
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