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令和の時代に見直そう!災害時に役立つ「地下水」の地図 産総研が公開

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2019年06月09日 06:01  ハザードラボ

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ハザードラボ

写真全国水文環境データベースの一例。関東平野・富士山地域・濃尾平野の地下水温を示している(産総研)
全国水文環境データベースの一例。関東平野・富士山地域・濃尾平野の地下水温を示している(産総研)

 日本でも一昔前は各地で井戸水を利用してきたが、高度経済成長期に大量に地下水を利用したことが原因で、地盤沈下を引き起こしたことなどが問題になって、現在ではほとんど使われなくなった。
 しかし、災害があいつぐ近年、緊急時の水資源として再び見直されるようになった。産業技術総合研究所(産総研)は先月31日、地下水の在り処がひと目でわかる、誰でも使える「地下水の地図」をWEB上で公開した。

 産総研は旧地質調査所時代から、▽関東平野、▽熊本地域、▽北海道の石狩平野、▽富士山の水文環境図を作成。2002年以降は、CDによる発行を続けてきたが、ブラウザ環境の変化によって、過去のものが見られなくなるという問題が出てきた。そこで、WEB上で誰でも簡単に閲覧できるようにしたのが新システムだ。  水文環境図は、地下水の水質や水温、水位などの情報を、1枚の地図の上に重ねて見られるもので、文字通り「地下水の地図」と言える。

 今回公開されたのは、従来の4地域に加えて、▽九州の筑紫平野、▽北海道西部の勇払平野が新たに仲間入りした。  たとえば、福岡県と佐賀県に広がる筑紫平野には、地下水位の等高線が描かれている。水は水位の高いところから低い方へ流れるため、佐賀県鳥栖(とす)市や福岡県久留米市では青い矢印で示すように、筑後川に向かって地下水が流れ、平野全体で見ると佐賀市内に流れ込むことがわかる。

 また福岡県八女市やみやま市では等高線の間隔が狭いことから、地下水位の勾配が急で、流れも早いこともわかる。  こういった地下水の流れが速い地域では、地下の温度を利用した地中熱ヒートポンプの効率が高くなるとか、深い井戸を掘らなくても良質の井戸水が利用できる地域では、飲料メーカーや工業製品メーカーなどの立地に適しているといった、地域経済の活性化につながる情報を学ぶことも可能だ。  また、富士山周辺の高地の地下水は、ほかの平野部よりも水温が低いとか、関東平野の内陸部では地下水温が高いなどといった、水温や水質などのデータも表示できるという。  産総研は、今後は大阪平野や山形盆地、新潟平野、静岡平野、和歌山平野についても順次整備して公開していく計画で、地下水情報を活用した企業や自治体との連携も強めていきたいと話している。 ■産総研→「水文環境図/全国水文環境データベース」

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  • シナ人の爆買いが始まりまりそ〜。
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  • 地震で地下水や湧き水が枯れたなんてのは、往々にしてありえるんだがw
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