最近の駄菓子はスゴイ! ココアシガレットがアイコスに、さくらんぼ餅がiPhoneに進化?

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2019年06月09日 14:00  citrus

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■「ココアシガレット」シリーズの新商品は……

 

菓子メーカーのオリオンが手掛ける「ココアシガレット」は、パッケージにタバコのようなイラストが描かれ、中身の砂糖菓子も、タバコのような形をしている駄菓子。大人に憧れを持っていた幼少期に、これを指に挟んで、タバコをふかすマネをしていたという人も多いことでしょう。

 

1951年に5円で発売が開始され、ピーク時には年間1800万個も出荷していたというこの人気商品は、 現在でも、駄菓子のロングセラーとして、販売が続けられているのだとか。

 

このシリーズの新商品として、2018年に追加されたのが「マイコス」。あの加熱式たばこを思わせるネーミングですが、中身のお菓子は加熱式というわけではなく、「ココアシガレット」とほぼ同じ見た目をしています。

 

外箱に描かれているのは、商品名とかかっている舞妓のキャラクターと、「あなたの禁煙を応援します」という言葉。タバコの肩身が狭くなっている今、喫煙を煽っていると思われがちな商品であるため、2011年からオリオンは禁煙を応援するようになったそうで、「ココアシガレット」のパッケージにも、同様の言葉を記載しているそうです。昭和のころとは違う、現代の嫌煙傾向を反映しているんですね。

 

 

■「さくらんぼ餅」シリーズの新商品は……

 

もう一つ、駄菓子の定番商品として知られている共親製菓「さくらんぼ餅」は、縦に3つ、横に4つの容器の小部屋に、ピンクの餅が並んでいるのが特徴的。この構造を活かして、2013年から販売されている商品が「たべプリ」です。

 

パッケージには、縦横の小部屋に合わせて、「カメラ」や「マップ」といったアプリのアイコンが描かれ、まるでスマホのような見た目。まだスマホを持たせてもらえない小さな子どもなら、喜ぶこと間違いなしの商品ですね。

 

共親製菓の担当者によれば、このデザインを思いついたのは、2013年当時の機種「iPhone 5s」と、「さくらんぼ餅」の容器サイズが、ほとんど一緒だったからだそう。こちらも、時代に対応して進化した商品だと言えるでしょう。

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