富士フィルムの黒白フィルムが復活、風景やポートレートなど幅広い撮影に適した高画質な新作を発売

富士フイルムが、黒白フィルム「ネオパン100 ACROSII」（以下、アクロスII）を今秋発売する。

　同社は黒白フィルムの需要の減少と原材料の入手困難のため、昨年秋に黒白フィルムの販売を終了。その後フィルム愛好家やフィルム独特の風合いによる写真を好む若年層を中心に販売継続の要望が多く寄せられたことを受け、入手が難しい原材料の代替品の研究や新たな原材料に合わせた製造プロセスの抜本的な見直しを経てアクロスIIを開発した。
　アクロスIIでは独自の「Super Fine-Σ粒子技術」を採用し、感度ISO100の超高画質な黒白フィルムで世界最高水準の粒状性を実現。従来品「ネオパン100 ACROS」に比べてハイライト部分の階調にコントラストをつけた設計で、立体的な階調再現が可能となった。風景やポートレート、製品写真のほか、長露光撮影の天体および夜景写真など幅広い分野の撮影に適している。
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