King & Prince 平野紫耀と永瀬廉の異なる魅力 「シンデレラガール」「君に ありがとう」から考察

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2019年06月13日 06:11  リアルサウンド

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 6月14日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にKing & Princeが出演する。デビューシングル曲「シンデレラガール」と1stアルバム収録の新曲「君に ありがとう」の2曲を披露するという。それぞれの楽曲でセンターを務めるメンバーが異なるところも見どころの一つ。今回は、平野紫耀、永瀬廉にフォーカスを当ててみたい。


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■ハスキーボイスの王子様、平野紫耀の歌声
 King & Princeのデビュー曲であり、火曜ドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)の主題歌にもなった「シンデレラガール」でセンターを務めるのが平野紫耀。同ドラマにも出演していた。


 歌いだしを平野が担当し、MVでも平野が単独で映し出されるなど、センターらしい堂々たる姿だ。ダンス歴が長いだけに、キレのある美しいダンスには目を奪われてしまう。グループの顔となる豪胆な姿は、ジャニーズらしい王道のセンターと言えそうだ。


 一方で、見た目を裏切る天然発言でも知られる平野。数々の珍エピソードは、映画監督や共演者から明かされるほか、バラエティ番組でも芸人がツッコまずにはいられないほど。想像を遥かに超えたギャップで爪痕を残しているところもチャーミングだ。


■包容力のあるスイートボイスの持ち主、永瀬廉
 「君に ありがとう」は、永瀬廉が初主演をつとめる映画『うちの執事が言うことには』の主題歌。映画のために書き下ろされたもので、タイトルどおり“感謝”をテーマにした楽曲だ。歌いだしは永瀬で、映画で共演している神宮寺勇太へとつないでいく歌割りも楽しい。


 一見クールな見た目とは対照的に、やや高めの優しい歌声が特徴。聴く者を包み込むような包容力を感じる。スラリとした長身で、現在ドラマで共演中のなにわ男子・道枝駿佑も、雑誌のインタビューで「廉くんのたたずまいによく目がいく」と語るなど、華々しい姿も彼の魅力の一つだろう。MCでも、積極的に発言するタイプで、ツッコミ役にまわることも多い。ドラマでも監督に質問をして役作りに励んでいるという。


 “センター”といえども、両者のタイプは大きく異なる。平野が突き進むパイオニアタイプだとすれば、永瀬は両手を広げてファンを受け入れるようなイメージがある。出演作品との兼ね合いも理由の一つだろうが、楽曲ごとにセンターが変わるのも、誰もが情報発信する時代の雰囲気にマッチしていると言える。


 6月19日には待望の1stアルバム『King & Prince』が発売。6月22日には『シブヤノオト Presents King & Prince リクエストLIVE』(NHK総合)の放送を控えている彼ら。同番組でリクエストを募集したところ、8万通もの応募が寄せられるなど、数字からも人気の度合いが伺える。


 デビューから1年が経過し、King & Princeのパフォーマンスがどう変化したのか、じっくり見比べるのも楽しみの一つ。『Mステ』は生放送の音楽番組という、一発勝負に挑む彼らを見られる貴重な機会。楽しみに待ちたい。(柚月裕実)


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