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SASUKE、Mega Shinnosuke、竹内アンナ、Ghost like girlfriend……新進気鋭シンガーが集った『Early Noise Night10』レポ

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2019年06月13日 15:21  リアルサウンド

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 まだ誰も知らないような素敵なアーティストとの出会いは、ひときわ音楽リスナーの心をくすぐるものだ。6月5日に代官山SPACE ODDにて開催された『Spotify Early Noise Night vol.10』は、そんな出会いをくれるイベントといっても過言ではない。


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 今回で10回目を迎えた当イベントは、世界で2億人以上が利用する音楽ストリーミングサービスSpotifyが主催していることもあり、毎回そうそうたる面々が顔を並べる。Spotify Japanが運営する公式プレイリスト「Early Noise」と連動し、過去にはCHAIやあいみょん、向井太一などが出演を果たしてきた。チケットは前回に続き今回もソールドアウト。1000円という目を疑う価格設定も売れ行きを後押ししていることに間違いないが、かつての出演者たちが軒並み名をあげているということが一番の理由ではないだろうか。この日は、SASUKE、Mega Shinnosuke、竹内アンナ、Ghost like girlfriendとソロ活動で頭角を現しているメンツが肩を並べた。


 トップバッターにも関わらず物怖じしないパフォーマンスで空気を掌握したのは、16歳のトラックメイカーSASUKEだ。〈インフルエンザー〉と〈put your hands up〉で韻を踏む「インフルエンザー(2019edit)」からショータイムはスタート。ステージ上で自由に飛び跳ねる姿には、若さゆえの無敵感を感じずにはいられない。軽やかな身のこなしは「STORY」でも健在で、2歳から始めたというダンスのキレも抜群である。「リリースしてない曲をやろうと思います」と宣言し始まったのは、合唱曲のフレーズをサンプリングして作られた「sciencely solution」。曲ができあがっていく工程をオーディエンスに魅せる演出は、音楽が大好きでそれに関わることならなんでもやりたいという彼らしい。代表曲である「平成終わるってよ」では〈平成終わるってよ!〉と盛大なシンガロングを生み出し、ステージを後にした。


 Mega Shinnosukeは、キラーチューンの「桃源郷とタクシー」でスタート。こだわり選び抜かれたリリックは、音源ではなく生歌で聴くことでより活き活きと輝く。いきなりの代表曲登場に、会場も1曲目とは思えないほどの盛り上がりを見せた。癖の強い曲をすんなりと聴かせてしまうのは彼のすごさのひとつだが、淡白になりがちな楽曲を魅力的に魅せるのだってお手の物。「憂鬱なラブソング」では爽やかなサウンドを鳴らし、空気の色をガラッと変えた。メロウなリズムの「blue men.」を挟み、ラストソングとなったのはダンスナンバーの「O.W.A」。ジェームス・ブラウンの「Get Up」を彷彿するファンクソングの登場に、会場は再び大きく揺れる。メンバー同士で頻繁にアイコンタクトを取りあい、自身が音を楽しむことで“これが音楽なのだ”と提示して見せた。


 ハイハットの刻みに導かれるように姿を現したのは、アメリカ・ロサンゼルス生まれのシンガーソングライター、竹内アンナ。体の芯でリズムを感じて歌われる「TOKYO NITE」は、彼女が20歳であることを忘れてしまうほど色っぽい。グルーブが気持ちよく回転する「No Scrubs」、初夏の風が人々の心に吹き込む「ALRIGHT」と次々に楽曲を披露した。「この夏ちょっとした冒険に出かけるきっかけになりますように」と告げて始まったのは、この日に配信がスタートした「20 -TWENTY-」。竹内が得意とするスラップ奏法を用いた1曲は、彼女の艶っぽい声の良さが際立つ。アッパーチューンの「Free! Free! Free!」で一体感ある空気を生み出しステージを後にした。


 この日のトリを務めたのは、6月19日にメジャーデビューする岡林健勝のソロプロジェクト・Ghost like girlfriendだ。ステージに登場すると、360°の眺めを満喫するかのようにくるっと一回転。オープニングの「(want) like (lover)」から伸びやかなロングトーンを響かせる。「fallin’」のイントロが流れると観客はざわめき、自然にクラップが発生。それに身をゆだねるように自由なステップをステージに刻んだ。「shout it up」では言霊で音を刺し、「髪の花」では表現力豊かな歌声で映画のような情景を描いて魅せる。ラストソングとなったのは、彼が半永久的に歌っていくと心に決めている「Last Haze」。ライブならではの感情を吐露するような生々しい歌い方で、オーディエンスを虜にしショーを締めくくった。


 このまま終わりになるかと思われたが、鳴りやまぬクラップに導かれアンコールに突入。この日2度目となる「髪の花」へと繋がれた。靴を脱いでステージを舞う彼の姿はとても自由かつ素直で、このまま大きいステージへと駆け上がっていくことを容易に想像させる。芳醇な歌声で会場を包み込み、大団円を生み出したのだった。


 ストリーミングサービスのみならず、イベントを通して“生”の出会いも提供しているSpotify。彼らがフックアップしたミュージシャンたちが次の時代を築いていく日も遠くはないだろう。公式プレイリスト「Early Noise」、ならびに『Early Noise Night』の動向が引き続き楽しみだ。(坂井 彩花)


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