佛教大が初の4強 前回王者・東北福祉大にサヨナラ勝ち

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2019年06月13日 18:04  ベースボールキング

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第68回全日本大学野球選手権
準々決勝
● 東北福祉大 3 − 4x 佛教大 ○

 佛教大が終盤に追い上げてスクイズでサヨナラ勝ちし、初のベスト4進出を決めた。

 東北福祉大は左の山野太一(3年・高川学園)、佛教大は右の本格派、中山怜央(4年・奈良大附)の先発。ともに140キロ台中盤のストレートとスライダーを駆使して5回まで両チーム無得点。均衡を破ったのは6回表。一死二、三塁のチャンスをつくった東北福祉大は、4番の清水聖也(4年・智辯学園)が、佛教大・中山の125キロのスライダーをとらえて左翼席へ先制の3ラン本塁打。3点のリードを奪った東北福祉大は、6回まで4安打無失点と好投した山野から7回、右サイドスローの津森宥紀(4年・和歌山東)へ繋ぐ。

 ここから佛教大が反撃。7回裏に森本翔大(2年・天理)の右前適時打で1点を返すと、8回裏、無死1・2塁から5番・木岡大地(2年・上宮太子)がレフト線へ2点適時三塁打。3対3の同点に。9回表二死から東北福祉大は、横浜DeNA楠本泰史外野手の弟・楠本晃希(3年・花咲徳栄)がフェンス際へ打ち上げるも右飛に倒れる。

 9回裏、佛教大は安打と相手投手・津森の失策で無死二、三塁とすると、4番・石井太尊(4年・玉野光南)がカウント1ボール0ストライクからの2球目でスクイズを敢行。三塁走者が生還(記録・三塁内野安打)し、4対3で佛教大のサヨナラ勝ちを収めた。

▼ 佛教大・田原完行監督
「(東北福祉大の津森対策として)とにかくバットを短く持って食らいつき、真っ直ぐに遅れないように各自工夫しながら、と。(サヨナラスクイズはカウントの中で)どこかで、とは思っていた。1球目がボールになったのが大きかった」。

▼ 佛教大・先発の中山玲央投手
「(6回に先制3ラン本塁打を許し、)1球の怖さをあらためて知った。次からはもっと相手のレベルが上がってくる。しっかりと投げきって一戦必勝で勝ちたい」。

▼ 東北福祉大・大塚光二監督
「(清水の本塁打の3点のみに抑えられた打線に)これだけピッチャーに迷惑をかけたらピッチャーのせいではない。(秋へ向けて)もうちょっとバッターボックスの中で勝負できる強いチームを作っていきたい」。

▼ 東北福祉大・2番手の津森宥紀投手
「申し訳ない。(大学で3点差を逆転されたのは)初めてです…。スクイズは頭にあったが…。ランナーがスタートしたので、インコースに強めに投げればファウルになると思って投げたが、いいところに決まってしまった」。

(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)

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