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子どもへの”金融教育”はできてる?金融教育の重要性とは

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2019年06月14日 14:01  ママスタジアム

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家庭内における教育の中でも、“お金”の大切さや管理のやり方などを教えることに関して、特に難しいイメージを持っている方も少なくないのではないでしょうか。お金にまつわる教育は生きていく上で非常に重要なことですが、親としてはどのように金融リテラシーを身につけさせるかは悩みどころですよね。そんな子どもへの“金融教育”について、一児の母であり、フィデリティ投信株式会社 投信営業部アソシエイト・ディレクターでもある武末和香さんにお話を伺いました。


シンガポールで痛感した、金融教育における日本と海外の差




――武末さんは教育関係のお仕事をされていたシンガポール在住時、金融教育の重要性に気付いたそうですね。

シンガポールは多文化国家のためそれぞれの家庭で教育方針も異なります。ただ、日本と比べて、国全体としてお金にオープンである空気を感じました。また、うちの娘も参加しましたが、株の仕組みを学ぶサマーキャンプや、自分が作ったクッキーを販売した収益を保護犬に寄付するボランティアなど、なぜお金が必要なのか、お金はどこに使われていくのかを実際に体験する教育プログラムも豊富。子どもが“生きているお金”や“対価”について大きな枠組みで学ぶ機会が多いシンガポールの金融教育は、日本とはまるで違うと感じました。

――確かに、日本ではお金については家庭でも学校でもタブーな空気があります。

親が子どもに対して、お金にオープンでいることは大切なんですよね。場合によっては、学費や親の収入、家計の状況などを伝えるのも良いと思います。シンガポールでは、小学校1年生、2年生の時に実際にお金をもって近くのスーパーにお買物に行く、という、いってみれば社会科学習プログラムがあります。実際に手元にあるお金と商品の対価を計るという面でよい体験になると思います。実際に子どもに「〇〇ドルで1ヶ月やりくりしなさい」とお小遣いを渡す家庭もありました。このように、経済観念を小さいうちから持たせるためにも、親がお金にオープンでいることは良いと思います。

お小遣い帳で”お金を賢く使うこと“を学ばせることができる


――家庭内でできる金融教育として、第一にお小遣い帳が思い浮かびます。上手なつけさせ方はありますか?

お金は貯め込むものではなく循環させていくものですから、お小遣い帳もただ収支を記入させるのではなく、買った物そのものに注目させてみてください。その物を買った理由やどっちを買おうか悩んだ物なども記入してみると、比較検討ができ、自分の頭で物を買うことが上手になるでしょう。こうすることで「より良いものにお金を使っていく」という、賢いお金の使い方が身につくと思います。

――お小遣い帳をつけていても収支が赤字になったり、お小遣いが足りなくなってせがまれたりする場合には、どうしたらいいでしょうか。

何が問題なのか、を一緒に考えるのはある意味、親にとっても収支を考える良い機会になります。一緒にお小遣い帳を見て「何に使いすぎたのか」を話し合うこともおすすめです。子どもも気付かなかった無駄遣いや見落としに気付けるかもしれません。

――お小遣い帳以外でできる金融教育はありますか?

例えばシンガポールではサマーキャンプで人生ゲームやモノポリーなどのゲームを通して、お金の流れを学べるプログラムもありました。あとは一度、お年玉を管理させるのもよいかもしれません。たとえば1万円をもらっても、子どもはなかなかその価値がわかりません。ですが、その1万円を使って自分の考えで買物をさせてみると「あっちを買えばよかった」「これは良い買物だった」といった、“比較検討”の貴重な経験をさせることができます。またその買物のためにいろいろと調べるでしょう。無駄遣いをして親としては「もったいないな」と思う使い方をしたとしても、その“比較検討”、情報収集を通して貴重な体験をさせることができます。

金融教育は子どもだけでなく親にも大きなメリット




――生活の中でも、「お金は大切」といった漠然としたことではなく、より実践的なお金の使い方を子どもと一緒に学べるのですね。

人生は選択の連続。100円のお菓子でも、チョコにするかクッキーにするか悩んで選ぶことは、人生をよりよくするためのファーストステップです。また、良い買物をすることと同様に、小学校高学年くらいになったら大きな枠組みでお金の流れを学ぶことも大事。物の価値や対価、株式市場、投資など、お金の流れを知ることで世の中の仕組みを知り、子どもの視野はどんどん広がっていくでしょう。特に子供にとって、ボランティア活動も金融教育の一つの方法だと思います。

――一方で、金融教育を行うことの親自身のメリットはなんでしょうか。

やはり、親自身もお金の勉強ができることですね。金融教育関連の教材や勉強会、プログラムを調べることだけでなく、子どもとお金の話をするために自ら情報収集することや、最近ではSNSでもいろいろな情報を得られますので、よりアンテナを張ってお金に詳しくなると思います。また一緒に経済新聞を見て、「このことについてどう思う?」と話し合うことも金融教育をしながら親子のコミュニケーションを図れることも。親にとってもメリットがたくさんあるのが、子どもへの金融教育だと思います。

取材を通してみえてきた“金融教育”の重要性


昔も今も、子どもたちが大きくなる将来だってお金は切っても切れないもの。“金融教育”と聞くと難しく考えてしまいますが、何気ない生活の中でも金融教育は行うことができます。お金の使い方に正解はないので、子どもの考えから親自身が学べることもあるはず。「お金は大切だよ」という一辺倒な教えだけでなく、「自分の人生を豊かにするためにお金をどう使うか」という目線を持ちながら、親も学びを楽しんで金融教育をしていけると良いのではないでしょうか。

取材、文・秋山悠紀 編集・物江窓香

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