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鮮やかな紫色「アルミノ杉石」山口大の研究者が発見「新鉱物は7つめ」

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2019年06月16日 06:01  ハザードラボ

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ハザードラボ

写真瀬戸内海の岩城島にある杉石は萌黄色をしている。無色透明の柱状結晶は、永嶌准教授が2016年に発見した「村上石」(山口大)
瀬戸内海の岩城島にある杉石は萌黄色をしている。無色透明の柱状結晶は、永嶌准教授が2016年に発見した「村上石」(山口大)

 山口大学大学院の永嶌真理子准教授らのグループは、イタリア南部の鉱山で、鮮やかな紫色の新鉱物を発見した。装飾品としてだけでなく、バッテリーの原料となるリチウムを含む鉱物資源として注目されている。
「国際鉱物学連合会(IMA)」の新鉱物・命名・分類委員会によって新鉱物だと認定されたのは、永嶌准教授らが、イタリア南部カラブリア州のチェルキアーラ鉱山で発見した「アルミノ杉石」。
 英語で「Sugilite(スギライト)」と呼ばれる杉石は、日本人研究者の村上允英(のぶひで)山口大名誉教授が、瀬戸内海に浮かぶ愛媛県の岩城島で発見したもので、今回見つかったものも、地元イタリアでは長年、杉石に違いないと考えられてきた。

新鉱物ハンター  この岩城島を中心にリチウムを含む鉱物の研究を続けている永嶌准教授は、イタリア産の鉱物サンプルを分析している過程で、今回の新発見につながった。  研究チームによると、杉石が最初に発見された岩城島では、マンガンをほとんど含まないため、緑がかった萌黄色をしているが、今回イタリアで発見したものは、マンガンを多く含むため、きれいな紫色をしているという。  永嶌准教授は、これまで7つを発見した「新鉱物ハンター」のような研究者だが、それらは地球上で一般的に目にすることができる珪酸塩鉱物であることから、新発見に至るのは難しい種類だという。  今回、アルミノ杉石が発見された鉱床からは、新たなマンガンやリチウムも多く含まれることから、さまざまな電子機器のバッテリーとして使われているリチウムイオン電池の原材料としても注目されている。永嶌准教授は「今後は鉱物の生成条件などを明らかにしていきたい」と話している。

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