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あなたの家電の三種の神器は?
【ロボット掃除機】走行しやすい家具の選び方&「2019年注目のロボット掃除家電」3選1950年代後半に家電の三種の神器といわれたのは「白黒テレビ」「洗濯機」「冷蔵庫」でした。その後1960年代後半には「カー」「クーラー」「カラーテレビ」が「3C」と呼ばれ、当然ながら、時代とともにその内容も変わってきています。
そして、平成から令和に移り変わった今、新・三種の神器はこんな風に変わりましたよ!
■新・三種の神器
テックマークジャパンが20代〜50代の男女に平成を象徴する「新・三種の神器」を聞いたところ、
1位 携帯電話(スマホ含む)(49.8%)2位 薄型テレビ(45%)3位 ロボット掃除機(37.3%)で、「新・三種の神器」は携帯電話(スマホ含む)、薄型テレビ、ロボット掃除機になりました。
■家電は長く使いたい
家電の使い方の最近の傾向としては、物を大切に使うことを心がけている人は8割にも上り、6割は家電が壊れても廃棄せずに修理して使いたいと回答しています。
つまり、同じ電化製品をできるだけ長く使いたいと考えている人が多いようです!
■総合家電エンジニアに聞く三種の神器を長持ちさせる方法
「家電を長持ちさせたい」その願い、叶えます!
家電のプロであるテックマークジャパン総合家電エンジニア本多 宏行さんに携帯電話(スマホ含む)、薄型テレビ、ロボット掃除機、それぞれを長く使うためのコツを聞いてみると……。
■携帯電話(スマートフォン)
内蔵されているリチウムイオン充電池を使い切らずに充電を繰り返すと発生するメモリー効果の心配もなく、継ぎ足し充電が可能です。
しかし、満タンになっても充電を継続する過充電と、完全に使い切ってから放置したままにする過放電は、携帯電話(スマートフォン)にとって致命傷になりかねません。電池残量を 10%未満で使用することや放置することも御法度!!
また、充電しながらSNSやゲームをしてしまうと、発熱量も多くなり、本体への負荷がかかってしまうことも。これ、やりがちではないでしょうか。
「どうしても今やらなくちゃいけない」という場合以外は、充電中は携帯に触らず、しっかり100%まで充電しましょう。また、電池残量が10%になるまでにまた充電をするのがよいようですね。
もちろん本体に衝撃を与えないことも大切です。
■薄型テレビ
薄型テレビは設置後に移動させる機会が少ないもの。だからこそ、本体や周辺に蓄積するホコリは天敵です。
さらにお部屋の湿度も要注意。ホコリが内部の電気部品に蓄積して湿気を含むとその影響は非常に大きくなり、基板などを簡単にショートさせてしまうのだそう。
ホコリ取りなどの用具を活用して定期的に掃除しながら湿度管理も徹底できると良いですね。1年に1回はメーカーサービスに依頼して清掃をお願いするのが理想的。
また、コードやタップコードを活用すると電圧降下によって正しく作動しなくなり故障の原因となるので、延長コードの長さは必要最低限に抑えましょう。
■ロボット掃除機
誰も居ないお部屋の掃除を自動で行ってくれるロボット掃除機ですが、小物のアクセサリー、硬貨、ペットの排泄物などを吸い込むと故障の原因となります。
さらにフィルターやダストボックスだけでなく、障害物検知のセンサー部分や充電端子など、取り扱い説明書を確認しながら、定期的にお手入れを行うことが大切。
一般掃除機よりもお手入れする箇所は多くなりますが、正しく走行できる環境を維持しつつ、小まめにお手入れすることで、長持ちさせることができます。
SNS などで散見される、ペットを乗せた遊具扱いは御法度だそうですよ。
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携帯電話については、充電のタイミングや充電中の状態によって、長く使うことができるようになるということですし、気軽に持ち運べる割にはデリケートな家電の1つですので、丁寧に扱いたいですね。
どんな家電でもホコリや汚れを放置しておくことは劣化や故障につながるので、こまめな掃除や点検で、少しでも長く大切に使って行きましょう。
【取材協力】本多 宏行さん
テックマークジャパン株式会社 にて、多種多様な家電製品の幅広い専門知識が必要となる「総合家電エンジニア」資格を保持し、チームを牽引する。