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ガチで来る! コパ・アメリカで日本が対戦する3カ国が燃えている

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2019年06月17日 06:51  webスポルティーバ

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◆大会3連覇の栄誉を目指すチリ

 世界最古の国別代表戦として1916年に誕生したコパ・アメリカ。3年前の2016年には、100周年記念の特別大会がアメリカで開催され、チリが優勝。その前年の通常大会も開催国のチリが制覇。そして前々回、11年のアルゼンチン大会はウルグアイが栄冠を手中にしている。つまり日本代表は、直近3大会の王者と同グループになってしまった。

 初戦のチリは、本大会を連覇した”南米王者”だったにもかかわらず、ロシアW杯はまさかの予選敗退。ライバル国のサポーターから嘲笑の的となり、代表のみならず国民も屈辱にまみれた。その汚名を雪ぐ最高の舞台が今大会。コパ・アメリカ3連覇は第18大会(45年)〜20大会(47年)のアルゼンチンしかなく、今回優勝すればそれに並ぶ。そして、その勢いで来年開催される次回大会も制すれば、南米サッカー史に金字塔を打ち立てることができるのだ。

 チリの国民性は、南米の中では異色の勤勉実直。サッカースタイルも組織的で戦略性に富んでおり、日本代表と似ている。つまり常識的なサッカー同士なので、お互いに戦いやすく実力を発揮できる。相撲でいうなら相四つだ。

 注目は何といってもFWアレクシス・サンチェス(マンチェスター・ユナイテッド)。代表歴代最多得点(41得点)を挙げているだけでなく、鋭いドリブルで相手DF陣を切り崩すチャンスメイクも得意。右足首の負傷で初戦の出場は危ぶまれていたが、レイナルド・ルエダ監督が早々と12日に発表した日本戦レギュラーの中にその名もあった。しかし、「フル出場はさせない」とのことだ。サンチェスが100%でなくとも、こちらも世界的ビッグネームのアルトゥーロ・ビダル(バルセロナ)がいるし、代表歴代得点3位(36得点)のストライカー、エドゥアルド・バルガス(ティグレス)もいる。当然、この両者には厳しく対応しなければならない。

 今回の招集メンバーには、代表キャップ100試合以上の選手が6名おり、ベテランと20代半ばの選手で構成されている。この中で最近好調なのがMFエリック・プルガール(ボローニャ)とFWホセ・ペドロ・フエンサリーダ(ウニベルシダ・カトリカ)。この伏兵にも注意が必要だ。「基本は4−2−3−1だが、チリの選手はいくつものシステムに対応できる特性を持っており、これは大きな武器だ」とコロンビア人のルエダ監督はオプションの豊富さに自信を示している。

◆南米最強2トップを誇るウルグアイ。中盤も充実

 第2戦の相手ウルグアイは、コパ・アメリカを15回制し、最多優勝回数を誇っている。88年〜90年、06年〜現在と合わせて15年以上代表を率いているのはオスカル・ワシントン・タバレス監督。マエストロの敬称で呼ばれ、銅像まで建つ名将も、「ウルグアイサッカー界においてコパ・アメリカはとても重要な大会で、可能な限り最高の結果を残すことが歴史的義務だ」と力説する。

 ウルグアイの伝統はタフなサッカー。激しい体の当たり、相手の足とボールを一緒に蹴飛ばすようなタックルは常識だった。しかし度重なるルール改正でこうしたプレーがファウルと判定されるようになると、90年代は低迷。その後、新ルールで育った若い選手たちの台頭で2000年代に入り復調を果たし、10年の南アフリカW杯ベスト4、11年コパ・アメリカ優勝。FIFAランキングも2位まで上がった(現在は6位)。しかし伝統のタフさは失われておらず、3カ国の中では最もフィジカルの強さを前面に押し出してくる。

 ウルグアイ代表のエースといえばルイス・スアレス(バルセロナ)だ。11年コパ・アメリカでは、4得点2アシストの大活躍で優勝に貢献。しかし彼は、15年と16年の大会には参加していない。15年は、ブラジルW杯での噛みつき事件でFIFAから出場停止処分を受けていた。そして16年は負傷で欠場。彼にとってもチームにとっても、3大会ぶりの復帰には特別な思いがある。スアレスは体重を3キロ絞るという気合いの入り方で、チームメイトは彼と共に戦える喜びと自信にあふれている。

 4−4−2の布陣で彼と2トップを組むのはエディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)。スアレスが代表107試合で56得点なら、カバーニは110試合で46得点。歴代代表得点数の1位と2位だ。彼らを「南米最強の2トップ」と呼ぶことに異論を唱える者はいない。この攻撃陣に加えてタバレス監督が自信を持っているのが、「タレントの宝庫」という中盤。実績のあるニコラス・ロデイロ(シアトル・サウンダース)、マティアス・ベシーノ(インテル)ら中堅どころで駒はそろっているが、21歳のロドリゴ・ベンタンクール(ユベントス)、20歳のフェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリード)が急成長し、レギュラーの座を勝ち得るまでになっている。

◆スローペースの試合に持ち込む曲者・エクアドル

 グループ最終戦のエクアドル代表は、ベネズエラと共にコパ・アメリカの優勝経験がない。FIFAランキングは59位で、日本よりも下だ。しかし02年日韓、06年ドイツ、14年ブラジル大会とW杯に出場しており、日本よりランキング上位だった時期もある。ロシアW杯大会出場はならなかったものの、予選ではアウェーでアルゼンチンを2−0で粉砕。今回同組のウルグアイとチリにも何度も勝っている。たしかに3カ国の中では最も格下ながら、決して侮れない相手だ。

 日韓大会で悲願のW杯初出場に導いたのは、”ボリージョ”の愛称で親しまれているコロンビア人のエルナン・ダリオ・ゴメス監督。協会は、代表を立て直しカタールの切符を獲得するため、再び彼を指揮官に迎えた。監督がコロンビア人であるというだけでなく、エクアドルのサッカーは古くから隣国コロンビアの影響を強く受けていた。しかもアフリカ系や混血の人種構成比率も近いため、エクアドルのサッカーはコロンビアと非常に似ている。ある程度組織立っているものの、個人での仕掛けが積極的だ。

 チームのスターは右サイドMFのアントニオ・バレンシア。今季終了までマンチェスター・ユナイテッドに10シーズン在籍し、335試合25得点の成績を残している。ゴメス監督からは、「自分から引退を口にしない限り、常に彼を呼ぶ」と絶対的な信頼を得ている。そしてもう一人のバレンシア、エンネル・バレンシア(ティグレス)も相手にとっては脅威の存在。代表48試合で28ゴールという高い得点率を誇っている。

 また小柄なFWアンヘル・ミナ(クラブ・レオン)は曲者で、新参ながらMFアンドレス・チカイサ(リーガ・デ・キト)はトリッキーなプレーで意表を突いてくる。また、CBの”ボンバーヘッド”アルトゥーロ・ミナ(マラティアスポル)も魅力的な選手だ。

 基本は4−3−3または4−1−4−1ながら、「ドブレ8」(※ドブレ・オーチョ。「8」番は右サイドMFの意)と呼ぶ、右サイドにMF2枚を起用する攻撃的なオプションも用意されている。赤道直下のエクアドルの都市は、低地と山岳地帯に分布されている。高地のチームが低地に行くと猛暑で走れない。低地のチームが高地へ行くと酸素が薄くて走れない。このような国内リーグ環境から、エクアドルの選手には省エネサッカーが自然と身についている。ダラダラした状況から、突如仕掛ける術にも長けているのだ。エクアドルとすれば、走力に勝る日本に対し、スローペースな展開に持ち込みたいところだろう。

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