801ちゃんは舞台関連の仕事もしており、最近は「Alice in Deadly School 少年」という演劇に携わっているという。「現場で『ダブル』の話をすると、キャラクターが30歳という設定で(出演者たちが)ビビって読めなくなるらしいんです。30歳の時点で映像作品に出られてないのは怖い、って」と話し、「ほかの現場でも女の子は割と大丈夫なんですけど、男の子ってこういう作品を読んで気付くまで『俺はいつまでも若い』って思ってる節があるんですよね」と自説を展開する。また自分は多家良と友仁だと、友仁派だと主張。「普通に友仁の容姿がめちゃくちゃ好みってのもあるんですけど。よく私、仕事で関わってるキャストの子たちに『ファンの人は、あなたたちの未来が見たいんだよ』って言うんです。未来のために、その人がどれだけ努力してるのか。そういう点で、友仁ってがんばりの過程が見えるじゃないですか。がんばりの過程が見える人って安心して推せるんです」と語る。野田は「2人が実際にいるとしたら、私はきっと多家良を推すんです。私は根本的に何考えてるかわかんない人が好きで。この人の考えてること、私はひとつもわからないまま終わるんだろうなっていう人を推してたいという気持ちがありますね」と述べた。
ここでスペシャルゲストとして、舞台「Alice in Deadly School 少年」から氷鏡庵役の笠原彰人が登場。「ダブル」の感想を聞かれた笠原は「多家良くんと友仁くんって、人柄が対照的じゃないですか。僕の解釈だと多家良くんは感性で生きているタイプで、友仁くんは理論派。僕はどっちかというと友仁くんに近いんです。役について考えて考えて、こういうふうな演技が必要だって解釈する。でも、中には練習してる雰囲気がないのに、多家良くんみたいにパッとできちゃう方がいらっしゃったりするんです。そういうところは、役者にとってすごくリアルだと思いました」と話す。野田は「Alice in Deadly School 少年」の稽古場を見学したそうで、笠原のことを「ダンスのレッスンをされてたんですけど、振りがついてないほうの手の動きが素晴らしかった。私はミュージカル系の舞台をよく観るんですけど、ダンスで推しが決まることが多いんです。振りがないときも感性のままに動かすのではなく、意識してピシっと止めることができる人。笠原さんのダンスを見たときに、指先の演技がきちっとされてたんで『いいなあ、いいメガネだなあ』と思いました(笑)」と賞賛の言葉をかける。笠原は先輩のダンスを見て勉強したと謙虚に返し、801ちゃんは「彼、ネクストブレイクなので!」と強くプッシュした。