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【Windows 10】コマンドプロンプトからPython環境を一発でインストールする

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2019年06月19日 06:12  @IT

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@IT

写真Windows 10 May 2019 Updateの場合 コマンドプロンプトで「python」を実行すると、Microsoft Storeが起動し、Python 3.7の入手画面が表示される。インストールする場合は、ここで[入手]ボタンをクリックする。
Windows 10 May 2019 Updateの場合 コマンドプロンプトで「python」を実行すると、Microsoft Storeが起動し、Python 3.7の入手画面が表示される。インストールする場合は、ここで[入手]ボタンをクリックする。

 人工知能(AI)開発で広く使われていることからプログラミング言語の「Python(パイソン)」の人気が高まっているようだ。Pythonがどのようなプログラミング言語なのかについては、Python入門「Pythonってどんな言語なの?」を参照してほしい。



【その他の画像】



 最近は人工知能に力を入れているMicrosoftも、その人気にあやかってか、最新の機能アップデートであるWindows 10 May 2019 Update(バージョン1903)で、Pythonを簡単にインストールする機能を追加した。インストールパッケージをダウンロードしてインストールするよりも手軽ではあるものの、幾つか制限もあるので注意点についてもまとめてみた。



●Pythonをインストールする方法



 一般にPythonをインストールする場合、Webブラウザで以下のPython Software Foundationのダウンロードページを開き、目的のバージョンのインストールパッケージをダウンロードし、インストールを行う。この際、PythonをPC上の「全ユーザー(for all users)」から利用可能にするのか、インストールしたユーザーのみにするのかの選択が行える。



・Download the latest version for Windows(Python Software Foundation)



●May 2019 UpdateでPythonを手軽にインストールする方法



 通常のアプリケーションをインストールするのと同様で、それほど面倒というわけではないが、May 2019 Updateではさらに手軽になっている。



 コマンドプロンプトやPowerShellを開き、「python」と入力すると、すでにPythonがインストールされている場合はPythonのプロンプトに切り替わる。一方、インストールされていない場合はMicrosoft Storeが起動し、Python 3.7(原稿執筆時点)の入手画面が開く。



 インストールしたい場合は、この画面で[入手]ボタンをクリックすると、インストールパッケージのダウンロードならびにインストールが行われる。なお、インストールに際して、管理者権限は必要なく、標準ユーザーであっても構わない。



 通常のPythonのインストールと同様、IDLE(統合開発環境)やpip(パッケージ管理システム)も同時にインストールされる。



 この仕組みは簡単で、May 2019 Updateでは「python.exe」というMicrosoft StoreのPython 3.7配布ページを開く専用コマンドがプリインストールされているのだ。そのためコマンドプロンプトで「python」と入力して、[Enter]キーを押すと、以下のコマンドが実行され、Microsoft Storeが起動し、Python 3.7の画面が表示されるようになっている。



%USERPROFILE%\AppData\Local\Microsoft\WindowsApps\python.exe



Microsoft Storeを起動するPythonコマンド



 Pythonのインストール後、「python」と入力・実行すると、プログラミング言語の方の「python」が起動されるようになる。



●Microsoft Storeからインストールする際の注意



 コマンドプロンプトで「python」と入力する場合に限らず、Microsoft StoreからPythonをインストールすると、インストールしたユーザーのみ利用可能な状態となる。そのため、他のユーザーでWindows 10にサインインすると、Pythonが実行できない点に注意したい。



 別のユーザーに対しては、改めてPythonのインストールが必要になる。この際、やはりコマンドプロンプト上で「python」を実行すれば、Microsoft Storeが起動し、Python 3.7の入手画面が表示される。ここで、[インストール]ボタンをクリックすると、Python 3.7がこのユーザーに対してインストールされる。



 May 2019 Updateに同梱のpython.exeは、最初から前述のフォルダに格納されているのではなく、ユーザーの最初のサインイン後、標準のMicrosoft Storeアプリ(アプリのリンクなど)などと一緒にMicrosoft Storeからダウンロードされるようだ。そのため、新規にユーザーを作成後、そのユーザーでサインインして即座にコマンドプロンプトで「python」と入力・実行しても、ダウンロードが間に合わず、Python 3.7の入手画面は呼び出せない点に注意してほしい。しばらくすると、python.exeがダウンロードされ、「python」からMicrosoft StoreのPython 3.7の入手画面が開くようになる。



 また、Pythonの公式ドキュメント「Python Setup and Usage」−「3.2. The Microsoft Store package」によると、原稿執筆時点のMicrosoft Store版Python 3.7は、若干不安定な部分があるという。またMicrosoft Storeアプリの制限により、Pythonスクリプトは共有の場所(TEMPやレジストリ)などのフル書き込みアクセス権を持っていないため、既存のスクリプトなどが動作しないことがある。



 Microsoft Store版Pythonは、手軽に簡単にインストールできるものの、本格的に開発用途で利用するのであれば、Python Software Foundationのダウンロードサイトから入手した方がよい。


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