ホーム > mixiニュース > コラム > れいわ新選組「消費税廃止」を掲げる本当の狙い 山本太郎議員に聞く

れいわ新選組「消費税廃止」を掲げる本当の狙い 山本太郎議員に聞く

47

2019年06月19日 08:00  AERA dot.

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AERA dot.

写真山本太郎(やまもと・たろう)/1990年、高1時に「ダンス甲子園」に出場、芸能界入り。「ふたりっ子」(96年)、「新選組!」(2004年)などの人気ドラマに出演。映画「光の雨」「GO」で01年度日本映画批評家大賞助演男優賞、「MOON CHILD」「ゲロッパ!」「精霊流し」で03年度ブルーリボン賞助演男優賞を受賞。11年4月に反原発運動を開始、13年7月の参院選で初当選。44歳(撮影/大野洋介)
山本太郎(やまもと・たろう)/1990年、高1時に「ダンス甲子園」に出場、芸能界入り。「ふたりっ子」(96年)、「新選組!」(2004年)などの人気ドラマに出演。映画「光の雨」「GO」で01年度日本映画批評家大賞助演男優賞、「MOON CHILD」「ゲロッパ!」「精霊流し」で03年度ブルーリボン賞助演男優賞を受賞。11年4月に反原発運動を開始、13年7月の参院選で初当選。44歳(撮影/大野洋介)
 山本太郎参院議員の「れいわ新選組」が1億円を超える寄付を集め注目されている。党名や、消費税廃止など眉唾にも見える公約に込めた真意とは。

【れいわ新選組「八つの緊急対策」はこちら】

*  *  *
──「れいわ新選組」を立ち上げて約2カ月。多額の寄付が集まっていますが、手応えは。

 現時点で1.8億円が集まりました。(参議院議員選挙までに)3億円に届くとみています。私の6年間の通信簿という意味合いもあるかもしれませんが、山本太郎が特別だから寄付して下さっているのではなく、「今の政治が信用できない」、「与党にも野党にも自分の意志を託せない」という人がこれだけいるんだと思っています。大政党に比べると現状ではまだ十分に戦える数字ではありませんが、参院選には10人は擁立したいと思っています。

──会見では10億円という目標も掲げていました。

 10億は、衆参同日選になった場合、各選挙区の選挙にかかるお金を合計するとそれぐらいになるという見通しの数字です。こんなにお金がかかるんだという、今の選挙制度の歪み、参入障壁をみなさんにお伝えするための数字でもありました。

──党名の意味は。

 短い時間でどう党名を浸透させるかを考え、新元号の「令和」と、どの世代でも知っているグループ名の「新選組」を組み合わせただけです。同じぐらい有名なグループ名でも、私が「SMAP」と名乗ったら訴えられますから。それ以上の思いはありません。漢字ばかりで堅すぎるのと、新撰組の血なまぐさいイメージを弱めるために、正式表記は「れいわ新選組(肉球)」にしました。肉球を付けると何でも可愛くなる。「安倍晋三(肉球)」。ほらね(笑)。誰かに相談したら反対されるから、自分一人で決めました。

──なぜ野党共闘に参加せず「新党立ち上げ」なのですか?

 野党が塊になり、有権者にAかBかの選択肢を示すべきだという小沢一郎先生の考えには100%賛成です。だから、野党がもっと早く塊になれていたら、裏方としてそこに参加したと思う。でも、実際にはそうならなかった。私が議員になって6年、自民党は特定秘密保護法、共謀罪(テロ等準備罪)、安保法制、TPPなど様々な問題ある法案の審議を強引に進め、世論調査でも反対の声が多かった。けれども、選挙となると必ず、野党が負けてしまう。

 これは、野党が有権者の日々の生活を底上げするような、効果的な経済政策を打ち出せていないからだと考えました。20年間のデフレによって人々の生活がどんどん壊されている。なのに、野党の経済政策から透けて見えるのは、財政再建ありきの緊縮政策。つまり「増税」です。有権者は直感的に、野党に入れれば、自分たちの生活が苦しくなると感じているのです。

──公約の1番目に「消費税廃止」を掲げていますね。

 有権者が選挙で投票先を選ぶ時、何を重視するかを考えました。原発や憲法も大事ですが、多くの人は今の生活と直結するテーマで投票先を決める。前回、消費税を5%から8%に増税した時、家計消費は8兆円も落ち込んだ。国民の6割が「生活が苦しい」と言っているのに、安倍政権はさらに消費税を8%から10%に上げると言っている。消費税こそ参院選の争点だと考えています。

──消費税を廃止したら17.8兆円の歳入が吹っ飛ぶ。廃止は可能ですか。

 私が総理大臣になったらすぐに廃止しますよ。所得税や法人税の累進性を高める、国債の発行を増やすなど方法はある。ただ、今すぐそこまで駆け上がるのは難しいでしょう。それでも「消費税廃止」と掲げたのは、この公約に支持が集まることが、野党に対する「減税圧力」になると考えているからです。野党は「消費税凍結」を主張していますが、これじゃ話にならない。「増税する」と明言している安倍政権に対し、野党は少なくとも「減税する」と言わないと勝てない。「消費税廃止」と言っている私たちが注目を集め、有権者に支持されたら、「廃止は無理だけど5%ならどうだ」と野党が政策を転換させるかもしれない。それに期待しています。とにかく重要なのは、人々の生活がどんどん壊されている現状を一刻も早く食い止めることです。

(聞き手/編集部・中原一歩、上栗崇)

※AERA 2019年6月24日号より抜粋

このニュースに関するつぶやき

  • 何だか軽薄(肉球) 笑
    • イイネ!2
    • コメント 1件
  • 所得税や法人税の累進性を高める、国債の発行を増やすなど方法はある。ただ、今すぐそこまで駆け上がるのは難しいでしょう。←結局パフォ〜マンスじゃね〜か🤪
    • イイネ!55
    • コメント 3件

つぶやき一覧へ(35件)

あなたにおすすめ

ニュース設定