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男の子を襲う牙!ホラー漫画と思いきや…怪物が見せた行動に涙 「そうか…この子…」妄想広がる展開が話題

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2019年06月21日 07:00  ウィズニュース

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写真男の子を訪ねる、恐ろしい形相の怪物。その意外な行動を描いた漫画が、ツイッター上で話題を呼んでいます。=誰でもない(ダレ)さんのツイッター(@daredemonaidare)
男の子を訪ねる、恐ろしい形相の怪物。その意外な行動を描いた漫画が、ツイッター上で話題を呼んでいます。=誰でもない(ダレ)さんのツイッター(@daredemonaidare)

留守番中に、正体不明な「何か」が現れたら……。そんな不安を形にした漫画が、ツイッター上で人気を呼んでいます。自宅で家族の帰りを待つ男の子を、女の怪物が訪ねる筋書きです。鋭い牙をむき出しにし、襲いかかる女。その後の急展開に、心をつかまれる人が後を絶ちません。妄想が広がる構成は、どのように生まれたのか? 作者に話を聞きました。(withnews編集部・神戸郁人)

【漫画】「ただいまあ…」招かれざる恐怖の客!絶体絶命の少年…ところが?「優しい世界」に思わずキュン

ドアを開けると「口裂け女」が
今月8日、「お留守番」という4ページの漫画がツイートされました。

主人公は、マンションの一室に住む、幼い男の子。食材を買い忘れ、慌ててスーパーに出かけた母親を、絵本を読みながら待っています。

すると、突如響くチャイムの音。「ごめーん、カギ忘れちゃったー」「開けてー」。続けて、母親の声が聞こえてきました。男の子は、トタトタと玄関まで走り、ドアを開けます。

「ただいまあ」。左右のバランスがいびつな目、額からあごにかけて裂けた口、振り乱した長い黒髪−−。現れたのは、母親とは似ても似つかぬ、女の怪物でした。

牙がびっしり生えた口を開け、男の子を食べようとする女。しかし当の男の子は動じず、笑顔で「おかえりー」。意外な反応に、女の動きが止まります。

「お母さんは忘れん坊だねー」「今日のごはんなに?」。男の子は話し続けます。一体、なぜ? 答えは、手に持った絵本にありました。文字と一緒に、点字が記されていたのです。

「そうか……この子……」

目が見えないことに気づいた女は、男の子を後ろから、優しく抱きしめます。

「ごめんね、買い物行ってくる」「カギ閉めて待ってて」。女はそう言い残し、部屋を後にしました。

その後、帰宅した母親と、夕飯のメニューについて語らう男の子。親子の楽しげな会話とは対照的に、一人去る女の姿がシルエットで描かれ、物語は幕を閉じます。

「それぞれの思う設定が正解」
予想外の展開に、読者からは「人間より、このお化けの方が美しい」「ぞっとするのにほっこりした」などのコメントが寄せられました。21日時点で2万超の「いいね」がつき、6千回以上リツイートされています。

作者は、誰でもない(ダレ)さん(@daredemonaidare)です。幼少期から絵を描くのが好きで、オリジナル漫画をツイッターで公開したり、自作イラストをTシャツにプリントし、販売したりしています。

話題の作品について、キャラクターやストーリー展開は、「パッと思い浮かんだ」とのこと。結果的に、読み手が自由に解釈出来る内容になった、としています。

例えば、女の素性は、作中で一切明かされません。そのため「元人間だったのでは」「生前に、つらい思いをしたのかも」といった議論が、読者間でなされました。

ダレさんは「高確率で人間だったのだと思います。でも、それぞれの思う設定こそが、正しいのかもしれません。読んだ方々の、想像力をかきたてられたなら、楽しいですね」と振り返ります。

一方、漫画を楽しむための工夫もこらされています。絵本の表紙に点字が記されていたり、男の子の右手が、点字をなぞるため、本に添えられていなかったり…といった具合です。

緻密(ちみつ)な描写は、読み手の心を動かす要素になっています。

不思議な体験からふくらむ想像
作中で描かれた、えたいの知れない存在への恐怖。ダレさん自身も、過去に感じた経験があるといいます。

「幼い頃の節分の日、家族と自宅の部屋に集まった時のことでした。テレビ以外の明かりを消すと、誰かが玄関から入ってきたんです」

「ゆっくりと周囲を見回し、すぐ出て行ったのですが、結局正体が分からなかった。何だか、夢を見ているようでした」

人間か、それとも「鬼」だったのか−−。つかみどころがないのに、妙に記憶に残っている光景なのだそうです。このような思い出も、創作を裏打ちしています。

また「『母親の優しさ』というテーマに、とても弱い」と語るダレさん。そのような面が、作品に反映された部分もあるのかもしれません。漫画が広く読まれたことについては「みんな、そうした話が好きなんだなぁ、と思いました」と喜びます。

そして、読者に対しては、こう語りかけます。

「考える余地がある部分については、是非想像をふくらませて欲しい。あるいは、絵が好きで見るというだけでも構いません。どんな形であっても、楽しんで頂けたらうれしいです」

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