ホーム > mixiニュース > ゲーム・アニメ > ゲーム > 原作知らなくても感動する! 映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』は家族映画の名作です

原作知らなくても感動する! 映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』は家族映画の名作です

4

2019年06月21日 17:52  Pouch[ポーチ]

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Pouch[ポーチ]

写真写真


【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、ネタバレありの本音レビューをします。

今回ピックアップするのは映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』(2019年6月21日公開)です。累計アクセス1000万超えの人気ブログが、書籍、ドラマ化を経て、ついにスクリーンへ! ブログのことを知らない人は「ゲームの映画は興味ない」とスルーしてしまうかもしれませんが……。

ちょっと待って! これはゲームだけの映画ではありません。

無口でいつも機嫌の悪そうな父と会社員の息子が、ゲームを介して心を通わせていくという一風変わった家族映画なのです。では物語から。

【物語】

ずっと単身赴任で仕事人間だった岩本暁(吉田鋼太郎)が突然会社をやめて、家に戻ってきました。理由もわからず、家族は少々困惑気味。

息子のアキオ(坂口健太郎)は、幼い頃、父に買ってもらったゲーム「ファイナルファンタジー掘廚念貊錣僕靴鵑世海箸鮖廚そ个掘△發Π貪戞△△虜△里茲Δ防磴抜悗錣蠅燭い函退職祝いに「ファイナルファンタジーXIV」をプレゼント。

すると、父はテレビでゲームを始めたのです! さっそくアキオは素性を隠して「ファイナルファンタジーXIV」の光の戦士として、父にフレンド申請をするのですが……。

【お父さんの可愛さといじらしさに泣く!】

私はブログもテレビドラマ版も知らないまま、試写を鑑賞したのですが……。親子の物語と「ファイナルファンタジーXIV」という異空間のゲームがどう交わるのかと思ったら、なんとも見事な感動作に仕上がっていました! 無口で何を考えているのかわらないお父さんの意外な素顔が、ゲーム上で展開されていくのです。
ゲーム上では「インディ・ジョーンズ」と名乗り、見た目はかっこいいキャラですが、しぐさがお茶目で可愛いお父さん。そして何よりハっと気づかされたのは、お父さんが仲間を欲していたということです。

「一人で冒険するより、みなさんと一緒の方がずっと楽しい」とゲーム上で語るインディ・ジョーンズこと、お父さん。ずっと単身赴任だったし、帰って来ても家族から煙たがられている感じがするし、自分の居場所がないと思っていたのではないかと。

だからゲームの世界で仲間ができたことが、すごくうれしかったんですね。その証拠にお母さん(財前直見)から「ゲームやりすぎ!私、テレビ見られないじゃん」と怒られるほどハマっていましたから。お父さんが可愛くていじらしくて、笑いながら泣けてきちゃいました。

【ゲーム上で闘う父に理解を示していくアキオ】

お父さんとコミュニケーションを持ちたくてオンラインゲームで繋がりを持ったアキオは、ゲーム上ではマイディーというキャラで登場します。ほかの光の仲間たちとともにモンスターを倒していくことに生きがいを感じている父をサポートしながら、父の孤独、仕事への情熱、家族への想い、退職せざるを得なかった事情などを知っていき、父との距離を縮めていきます。

ラスボスとの闘いの前に、お父さん個人の問題が起こったり、アキオがいつ正体を明らかにするのかという問題もからんできて、もうハラハラしっぱなし!と同時に、ゲームの世界と現実の世界の物語のリンクが見事で、見ている方も気持ちが重なり合って、光の戦士として戦っている気分も味わえました。

【岩本家のキャストとエピソードも良い!】

家庭では無口なお父さんですが、逆にお母さんやアキオの妹・美樹(山本舞香)はにぎやかです。比較的あるあるな展開ですが、ゲームを介して少しずつ自分を出すようになったお父さんが娘を理解しようと努力する姿にまたもや涙腺がゆるゆるに……。

ゲームの世界と現実の世界を行ったり来たりする構成ですが、とても分かりやすくまとめられていて、かつ心をグっと掴まれるという、本当にいい映画でした! キャスティングもハマっており、特に父を演じた吉田鋼太郎さんの魅力が炸裂。

ドラマ版では大杉連さん、アキオ役は千葉雄大さんが演じていたそうで、ドラマ版も見てみたくなりました。

野口照夫監督は、本作のドラマ版から引き続き演出を担当。この原作を熟知しているからこそ、見せ所がよくわかっていたんだろうなと思いました。ブログ、書籍、ドラマときて、映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』は集大成の1本となったのではないかと思います。

執筆:斎藤 香 (C)Pouch

『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』
(2019年6月21日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開)
監督:野口照夫
山本清史(エオルゼアパート)
原作:マイディー『一撃確殺SS日記』スクウェア・エニックス『ファイナルファンタジーXIV』
出演:坂口健太郎 吉田鋼太郎
佐久間由衣 山本舞香
前原 滉 今泉佑唯 野々村はなの
和田正人 山田純大 / 佐藤隆太 財前直見
(声の出演):南條愛乃 寿美菜子 悠木碧
©2019「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」製作委員会
©マイディー/スクウェア・エニックス

この記事の動画を見る

このニュースに関するつぶやき

  • 観賞して参りました。RPG超弱者のワタシもめちゃ楽しめ場内大爆笑でした。
    • イイネ!5
    • コメント 6件
  • 観賞して参りました。RPG超弱者のワタシもめちゃ楽しめ場内大爆笑でした。
    • イイネ!5
    • コメント 6件

つぶやき一覧へ(2件)

あなたにおすすめ

オススメゲーム

ニュース設定