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元極妻が考えるタピオカ&カラテカ・入江問題――「ヤクザとは知らなかった」では通用しない?

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2019年06月23日 19:02  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

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今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

■タピオカだけじゃないヤクザの商売

 「タピオカ屋がヤクザのシノギになっている」というニュースが話題ですね。ヤクザはタダ同然のものを高く売り、あなたが買ったものが知らないうちにヤクザの資金源になっているかもしれない……というお話です。

 タピオカに限らず、原価率は低ければ低いほどいいのがテキヤの世界。要するに安く作って高く売るということで、タピオカも相当安く作れるんですね。というか、不良たちが流行の商品に乗っかるのは、今に始まったことではないです。イタリアのマフィアが粗悪なオリーブオイルを売っているのも、前から問題になっています。 

 とはいえ、繁華街のボッタクリスナックみたいに「ビール大瓶1本10万円」という話ではないですよね。流行のタピオカミルクティーはせいぜい500円前後ですから、お店の維持費などを考えて、原価50円から100円くらいで作ったものをその値段で売っても、「ボッタクリ」とは言わないでしょう。それに、「屋台=暴力団」ということではないですし、仮に「実は暴力団員」がコッソリと売っていても、そこそこのお値段でおいしければ、消費者的にはOKですよね。

 では、何が問題なのでしょうか? 記事にもあるように、「あなたが買ったタピオカミルクティーが、暴力団の犯罪資金源になっているかもしれない」ということでしょうか?

 でも、それはわかんないですよ。資金源になっている可能性もなくはないですが、確認のしようがありません。本当に暴力団員のシノギだったとしても、そのお金でヤクザの子どもが学校に行ってるかもしれませんしね。

 今どきのヤクザや「準暴力団」の幹部などはみんなスマートで、ヤクザ映画に出てくるようなわかりやすい人は珍しいですが、今後は「知らなかったもので……」と言って通用するのかどうかは微妙ですね。その例が、先日の元カラテカの入江慎也さんの問題です。詐欺グループの関係者のパーティーに著名な芸人さんたちを誘って出席していたそうですが、「犯罪者とは知らなかった」とか。

 私は、「いろんなことが見えにくくなっていること」が問題だと思うのですが、見えにくくさせているのは、やっぱり暴排条例です。いいか悪いかは別として、以前はヤクザも堂々としていたので、「ヤクザとは知りませんでした」という言い訳は、あまり聞いたことがありませんでした。

 暴排条例が施行される前は、ヤクザが主催している宴席やゴルフコンペであるとわかった上で、芸能人の皆さんはおいでになっていました。事始めの余興などに売れない芸人さんをあえて呼んでお小遣いをあげている親分も結構いましたよ。お名前はさすがに出せませんけど、私も相当いろんな芸人さんにお会いしています。

 テレビで見たままの方や、まるで別人のような印象の方、「ネーチャン、はよ酒つげや」と威張る方、いろいろでしたね。まあ私が極妻だからかもしれませんが、だいたいは皆さん感じよくて、楽しい方たちでした。これからは、そんな牧歌的なことはなくて、頼まれて撮った2ショット写真やパーティーの動画をさらされて、「黒い交際」とか言われるケースが増えるのでしょうか。なんとも世知辛いお話です。

 あとは、冤罪的な風評被害の問題もありますね。たとえば「○○店はヤクザが経営しているとのウワサ」とライバル店がネットで流したらどうでしょうか?

 「あの店、ヤクザ経営ってホント?」というウワサから、「どうやらヤクザらしい」、そして「ヤクザ経営に決まってる」と、尾ひれがついて広まってしまうかもしれませんよ。そして、いったんネットに出てしまうと、全部消すのは不可能です。その後は何かにつけて「○○店はヤクザ経営だ」と言われちゃいます。

 毎度同じ結論で申し訳ないですが、やっぱり過剰な暴排は「百害」しかないのです。排除されたヤクザがわかりにくい存在になったことで、知らないうちにヤクザと関わっていたとしたら、結局ソンをするのは一般の皆さんですからね。

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