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本物の飛行機を使った墜落試験の結果「厳しいが乗客の生存は可能」との判定

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2019年06月24日 14:12  ガジェット通信

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NASAとFAA(連邦航空局)が、飛行機の実機を使った本格的な地上衝突試験を実施。その結果、墜落した機内の乗客は「厳しいが、生き残ることはできる」ことが分かったという。

先週、NASAのラングレー研究所は、巨大なガントリークレーンに吊り下げたフォッカーF28の実機を落下させる衝突試験を実施した。地上50メートルほどの高さから落下した重さ約15トンの機体は、やや水平方向に進みながら、狙い通りに地面に衝突。機内の座席に座らせた、3才の子供から120kgの肥満男性まで、様々な体型の乗客を模した24体の衝突試験用ダミーにかかる衝撃を詳細に記録した。

動画:Ready, Set Crash! Watch a Fokker F-28 Aircraft Crash Test at NASA(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=Xrc889vD1BY[リンク]

カナダのローカル航空会社で使われていた短距離用双発ジェット旅客機の実機を使った、この施設で過去最大規模となる衝突試験。機内には数十台の高解像度及び高速度カメラを設置し、ダミーにかかる衝撃を記録した。機体表面は撮影した映像から変形を機械処理しやすくするために特殊な斑点模様で塗装されている。

翼を固定していたボルトは完全に外れてしまったが、胴体はほぼ原型を留めているように見える。窓ガラスも砕け散ってはいないようだ。

機内の座席の位置はほぼそのまま。ダミーも表面的にはそれほどダメージを負っていないように見える。まあ実際の事故ではこれよりはるかに大きなエネルギーと燃料を保ったまま衝突するだろうから、この程度で済むはずはないのだろうが……。

試験に立ち会ったFAAの技術者は「厳しいが、生存可能だ」と評価した。「一般に、乗っている飛行機が墜落したら生き残れないと思われているが、実際には多くの人が生存している。飛行機が地面に衝突した時、機体がどのように変形するか、また機内のダミーにどのような力が加わるかを見ることは、できるだけ安全な機体を作るためにはどうすればいいかを知るための一番いい方法だ」と言う。

史上最悪の航空事故となった1985年の日航123便墜落事故では、墜落直後の後部座席付近には生還した4名以外にも多くの生存者がいたという証言がある。衝突試験自体が難しいこともありあまり顧みられていないように見える航空機の衝突安全性だが、今回の試験で得られたデータを糧に改良が進むことを期待したい。

画像とソース引用:『YouTube』及びNASA公式サイトより
https://www.nasa.gov/langley/fokker-f28-crash-test-nasa[リンク]

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