シャネルが衣装提供、1961年公開映画「去年マリエンバートで」4Kリマスター版が恵比寿ガーデンシネマで10月公開

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2019年06月25日 13:22  Fashionsnap.com

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(c)1960 STUDIOCANAL - Argos Films - Cineriz
「シャネル(CHANEL)」が衣装提供した映画「去年マリエンバートで」の4Kデジタルリマスター版が、2019年10月から恵比寿ガーデンシネマ(YEBISU GARDEN CINEMA)ほか全国で公開される。
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 同作は戦後世界⽂学にムーヴメントを巻き起こした⽂学運動「ヌーヴォーロマン」の旗⼿アラン・ロブ=グリエ(Alain Robbe-Grillet)が脚本を、1950年代からフランスで起きた映画運動「ヌーヴェル・ヴァーグ」左岸派の代表格アラン・レネ(Alain Resnais)が監督を手掛けた作品。オリジナル版は1961年に公開され、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞(最高賞)を受賞した。ヒロインを演じたデリフィーヌ・セイリグ(Delphine Seyrig)が着用したブラックドレス5型は、ココ・シャネル(Coco Chanel)がデザイン。これらのブラックドレスは「ドレス・ア・ラ・マリエンバート」と呼ばれ、公開後には仏⼥優ブリジット・バルドー(Brigitte Bardot)をはじめ、多くの著名人が劇中と全く同じドレスをオーダーメイドしたという。
 4Kデジタルリマスター版では、シャネルが同作のデジタル修復を全面サポート。2018年のヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映され、ティルダ・スウィントン(Tilda Swinto)やナオミ・ワッツ(Naomi Watts)など各国の俳優が同作の⾐装にインスパイアされたシャネルのドレスを⾝にまとって会場に登場した。ティルダは、シャネルの⾐装について「単なる⾐装としての役割を超越している」とコメントしている。
■「去年マリエンバートで 4Kデジタル・リマスター版」公開日:2019年10月上映館:恵比寿ガーデンシネマほか全国順次公開監督:アラン・レネ脚本:アラン・ロブ=グリエ
■恵比寿ガーデンシネマ:公式サイト
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