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「大崎事件」再審取り消し=40年前の殺人、「事故死」認めず−最高裁

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2019年06月26日 15:01  時事通信社

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時事通信社

写真原口アヤ子さん
原口アヤ子さん
 鹿児島県大崎町で1979年に男性の遺体が見つかった「大崎事件」の第3次再審請求について、最高裁第1小法廷(小池裕裁判長)は25日付の決定で、殺人などの罪で懲役10年が確定、服役した義姉の原口アヤ子さん(92)の再審開始を認めた鹿児島地裁、福岡高裁宮崎支部決定を取り消し、原口さんの再審請求を棄却した。地、高裁段階で認められた裁判のやり直しを最高裁が取り消したのは初とみられる。

 小法廷は、転落事故による出血死の可能性を指摘した弁護側の法医学鑑定について、「無罪を言い渡すべき明らかな証拠には当たらない」と判断した。5裁判官全員一致の意見。懲役8年が確定、服役した原口さんの元夫(故人)の再審も取り消した。

 決定は弁護側鑑定について、腐敗が進んでいた遺体の解剖時の写真を根拠にしていると指摘。「解剖で収集された情報は極めて限定的。写真の色調から窒息死の所見がないと判断しているが、死因の認定に決定的な証明力を持つとは言えない」と結論付けた。

 高裁支部は、この鑑定結果から共犯者3人の「タオルで首を絞めた」との自白の信用性を否定したが、小法廷は「鑑定を過大評価して結論を導き出した。不合理と言わざるを得ない」と批判した。

 第3次請求で地裁は2017年6月、原口さんが共犯者に殺害を持ち掛ける場面を見たとする女性の供述を分析した心理鑑定に基づき、共犯者3人の自白の信用性を否定。高裁支部は18年3月、心理鑑定を「不合理」としつつ、法医学鑑定を根拠に再審を認め、検察側が特別抗告していた。

 原口さんは逮捕後、一貫して無罪を主張したが、確定判決は3人の自白と、窒息死と推定した当時の解剖医の鑑定結果などから有罪と認定した。

 原口さんの再審は第1次請求でも地裁で認められたが、高裁支部が取り消し、最高裁で確定。第2次請求は、地裁、高裁支部ともに退けている。 

このニュースに関するつぶやき

  • 最高裁判所のやってる事は、明らかにおかしい。裁判官の公平性を担保するために、世間の批判を直接浴びない仕組みになっているところに問題がある。 #裁判官 も世間に出てきて説明すべき。
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  • 再審を求める証拠に「決定的な証明力」を求めることは、最高裁自身が実体審理を行っていることと変わらないではないか。不当な決定である。
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