NHK報道の“ブラック工場”は「組合員等の下請企業」 今治タオル工業組合「責任を非常に重く受け止める」

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2019年06月26日 16:51  BIGLOBEニュース

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画像は今治タオル工業組合ホームページ スクリーンショット

愛媛県今治市などでタオルを製織する104社が所属する今治タオル工業組合は26日、ベトナム人技能実習生の劣悪な労働環境を報じたNHKのドキュメンタリー番組「ノーナレ」についてコメントを公開。報道の企業は同組合に所属していないものの、「組合員等の縫製の下請企業」であると説明した。


今治タオル工業組合は、26日時点で把握している事実関係と今後の対応について報告。番組内で「28人のベトナム人が働く下請工場」「仕事はタオルの縫製」と報じられた企業は、「当組合の組合員でない」と説明した。また、「明日組合で話し合うと言っている」とあった組合は、外国人技能実習生関連の団体で、今治タオル工業組合とは別の組織としている。


しかし、報じられた企業は、「組合員等の縫製の下請企業である」ことから、同組合として「社会的責任及び道義的責任があると考えており、この問題を非常に重く受け止めております」と釈明。仕事中に脳出血で倒れ意識不明の状態が続いている実習生については、「外国人技能実習機構が早急に事実を確認しているとのことですが、一日も早い回復を願っております」とコメントした。


今後については、外国人技能実習機構の調査結果などを参考に、外国人技能実習生の身分や地位等の利益を最優先に、労働環境の改善などを行うと表明。また、これまで以上に「組合員はもとより下請企業の法令及びコンプライアンス遵守について周知徹底を強化」するとしている。

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