カラテカ入江が120万円かけて自主制作したご当地キャラ「クロコダイラ」 『スマスマ』出演もその後は…

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2019年06月27日 18:02  Techinsight Japan

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クロコダイラの“中の人”だった入江慎也
振り込め詐欺集団の会合に芸人を斡旋するなどの闇営業をしたことで、吉本興業から契約を解消されたカラテカの入江慎也。彼は2013年、“ご当地キャラ”ブームに注目し出身地である東京都小平市の非公認キャラ「クロコダイラ」を誕生させている。2014年から本格的に活動を始めると、すぐに人気バラエティ番組や吉本に所属する芸人のイベントに出演。クロコダイラの知名度を上げるため彼が誇っていた人脈を駆使して攻勢をかけ、人気キャラクターの地位を早期に確立したかったようだ。

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2013年10月、入江慎也は自著『使える!人脈力「友達5000人芸人」が実践する50の習慣』刊行記念講演会前の取材中に突然、「今、ゆるキャラを作ってるんです」と告白した。この年は「ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンに“ご当地キャラ”が入るほど、ご当地マスコットキャラクターが大ブームとなっている。特に熊本県公認のくまモン、非公認ではあるが千葉県船橋市のPRをしているふなっしーが全国的な人気を得ていた。このご当地キャラブームから派生するキャラクタービジネスに目を付けたのか、入江はなんと120万円かけて着ぐるみを自主制作していると明かしたのだ。

翌2014年から入江は自ら着ぐるみの中に入り、小平市の非公認キャラ「クロコダイラ」として本格的な活動を始める。もちろん小平市で行われているお祭りなどにも足を運んでいたが、なんと言っても彼の強みは芸能界の人脈である。同じ吉本所属の人気芸人が出演するステージに一緒に立ったり、同年3月にはふなっしーがゲスト出演した回の『SMAP×SMAP』に同じご当地キャラ仲間として登場するなど、誕生したばかりの非公認キャラクターとしては異例の待遇であった。


その年の7月には「クロコダイラ」グッズ第1号となるマスコット人形やパペット、そして10月にはLINEスタンプと次々ビジネスを広げ、さらなる弾みをつけるため『ゆるキャラグランプリ 2014』にエントリー。この時のプロフィール欄には「芸能、芸人情報に詳しく、特技は芸人の誕生日を覚えること。社長が大好きで、常に自分の名刺を持ち歩いている」と書かれている。この頃からこまめに小平市の様々な催しに顔を出し、2014年3月から開始した『クロコダイラ(9rocodila)ツイッター』で「クロコダイラに清き一票をよろしくダイラ〜」と必死に投票を呼びかけていたのだが、結果は993位と振るわなかった。

非公認のご当地キャラの多くは少ない活動費をやり繰りして、地域に根ざした活動を地道に行っている。長年その姿を見てきた市民から応援の輪が広がり、愛される存在になっているケースが多い。これと真逆なやり方で人気を得ようとした「クロコダイラ」。ツイッターは2016年1月で止まり、放置状態になっている。せめてクロコダイラを応援していたファンに向けて、今後の活動方針を示して欲しかったものだ。

画像2、3枚目は『クロコダイラ 2015年10月11日付Twitter「ふなっしーとダイラ〜」、2014年11月29日付Twitter「ロンドンブーツの亮さんとダイラ〜」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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