乙一初監督作『シライサン』、ファンタジア国際映画祭選出決定 飯豊まりえらが怯える新場面写真も

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2019年06月28日 09:01  リアルサウンド

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『シライサン』(c)2020松竹株式会社

 飯豊まりえ主演映画『シライサン』が、カナダにて開催される北米最大のジャンル系映画祭ファンタジア国際映画祭Asian Sectionに選出されることが決まり、公開日が2020年1月10日に決定した。


参考:忍成修吾、谷村美月、江野沢愛美、染谷将太、飯豊まりえ主演ホラー映画『シライサン』出演決定


 本作は、小説家・乙一として知られる安達寛高の完全オリジナル作にして長編映画初監督作品。眼球が破裂した死体が連続して発見された。直接の死因は心不全だった。そして、死の直前“何か”に怯え取り憑かれたような奇妙な共通点があった。親友を目の前で亡くした大学生の端紀と弟を失った春男の二人は、共に事件を調べ始める。鍵を握る詠子を探し出すが、ほどなく彼女は「シライサン…」という謎の言葉を残し、眼球を破裂させ心不全で死亡した。事件に目を付けた雑誌記者の間宮も加わり、徐々に明かされていく“シライサン”の呪い。核心に近づく三人の前に、理解を超えた、戦慄の事実が待ち受けていた。


 今年は7月11日から8月1日にかけて開催されるファンタジア国際映画祭は、1996年にジャンル映画祭として始まり、現在では会期中の来場者数が10万人にものぼる、北米最大のジャンル映画祭。アジア、ヨーロッパ、北米の作品を中心に、ホラー、アクション、SF、ファンタジー、アニメなど様々なジャンルの作品が上映される。過去日本からも数々の話題作が上映され、『川の底からこんにちは』(石井裕也監督)、『リアル鬼ごっこ』(園子温監督)、『カメラ を止めるな!』(上田慎一郎監督)などが賞を受賞した。『シライサン』は、観客の人気投票によるAudience Award for Best Asian Filmの対象作品となり、7月17日(現地時間)に上映される。


 あわせて、相次ぐ不審死の原因を突き止めるため、“シライサン”の呪いの真相に近づいていく端紀(飯豊まりえ)と春男(稲葉友)らの姿を切り取った場面写真も公開。怯えた表情を見せる端紀と春男、端紀達と共に事件を追う記者間宮(忍成修吾)、作家である間宮の妻冬美(谷村美月)、呪いの鍵を握る酒屋の店員渡辺(染谷将太)、血の気が引いた顔で何かを凝視する端紀の友人香奈(江野沢愛美)、お札が貼られた不気味な古い家屋の中を覗き込む端紀など、“シライサン”の呪いの恐ろしい秘密に迫る場面写真となっている。


 ファンタジア国際映画祭への出品について、主演の飯豊と、安藤監督(乙一)からはコメントも到着した。


【飯豊まりえ(瑞紀役)コメント】
シライサンが出品されたと聞いて
とても嬉しかったです。
シライサンが世界の方々に知って頂けることを今からワクワクしております。


【監督・脚本:安達寛高(乙一)コメント】
映画『シライサン』は、呪いをめぐる物語です。普通に暮らしていた者たちが、【シライさん】と呼ばれる存在に関 わってしまったことで、次々と命を落としていきます。【シライさん】の呪いを回避するために、主人公たちは行動を 起こします。はたして主人公たちは生きのこられるのでしょうか。 僕がこの映画を作ることにしたのは、映画『リング』や映画『呪怨』が好きだったからです。人を次々と殺していく霊 的な存在を創造し、観る人を怖がらせてみたいとおもいました。みなさんに、たのしんでいただけたら幸いです。


(リアルサウンド編集部)


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