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宇宙でクッキー作り 無重力専用のオーブン開発へ 今年中にISSへ

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2019年06月29日 06:01  ハザードラボ

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ハザードラボ

写真開発にはNASAの元宇宙飛行士マイク・マッシミーノさんが協力している
開発にはNASAの元宇宙飛行士マイク・マッシミーノさんが協力している

 我々日本人には理解しづらいが、アメリカ人のクッキー好きは相当なもの。ハンバーガーやドーナツがファストフードの代表に対して、クッキーは幼少期にお母さんが作ってくれた「ママの味」だから、なかには我慢できずに焼く前の生地を食べてしまう人も多いという。
 大手ホテルチェーンのヒルトングループは、チェックイン時に提供されるチョコチップクッキーが宇宙でも食べられるためのオーブンの開発に挑戦中だ。

地上とほぼ変わらない味を楽しめるが 宇宙食というと、米国やロシアでは、航空機の機内食のように、専門の業者が作っているが、レトルト食品のように市販品をそのまま国際宇宙ステーション(ISS)に持ち込むケースも珍しくない。  さらに、日本人宇宙飛行士が食べるものについては、さまざまな国内メーカーが作った食品が宇宙日本食として認証されており、地上とほとんど変わらない味を楽しむことができる。  しかし、ISSでの半年近い長期滞在生活で欧米人にとって最もツライのが、焼きたてのパンやクッキーが食べられないことだ。

ISSでは焼きたてパンは食べられない 精密機器に囲まれたISS内で、万が一、パンくずなどが飛び散ったりすれば、電気系統パネルに挟まって火災を引き起こしたり、宇宙飛行士の目に突き刺さるおそれがあることから、持ち込みが禁止されている。またISS内では電力に限りがあるために、一般的なオーブンの電力消費量の10分の1ほどしか使えないし、温度が45℃を超える加熱機の使用も禁じられている。  パンについては、現在、ヨーロッパの機関が特殊な生地とベーキング技術の開発研究を進めているが、先は遠い。そこでヒルトングループのホテルチェーン「ダブルツリー」は、無重力空間で使用する実験装置などの開発を行っている「ゼロGキッチン」のユニットと組んで、宇宙で温かいクッキーを焼くためのオーブン製作に乗り出す。

宇宙でのおもてなし すでに試作品は完成間近で、今後、安全性の向上や改良を加えて、今年中にISSへ届ける予定。一方、肝心のクッキーについては、ダブルツリーのホテルチェーンで、チェックイン時に「おもてなし」として提供されるチョコチップクッキーの生地をベースに開発したものが秋以降に宇宙へ飛ぶ。  米航空宇宙局(NASA)は今月7日、ISSを民間人の宇宙旅行に開放する事業計画を発表していて、2020年にも、年2回実施する予定だ。  ダブルツリーbyヒルトンは、「地上でのおもてなしを宇宙でも実現させたい」と、ISSでクッキーが焼ける日を心待ちにしている。

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