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黒子に徹したWAKO’S大嶋、タイの路面を熟知する脇阪寿一監督の絶対の自信「計算どおり。明日はぶっちぎりで勝たせてもらいます」

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2019年06月29日 23:21  AUTOSPORT web

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写真チームスタッフ、そしてスポンサー関係者とポール獲得の喜びを分かち合う脇阪寿一監督
チームスタッフ、そしてスポンサー関係者とポール獲得の喜びを分かち合う脇阪寿一監督
 スーパーGT第4戦タイで、2016年のSUGO戦以来となるポールポジションを獲得したWAKO'S 4CR LC500。山下健太にとってはGT500クラス初ポールとなったが、今回の予選では3位表彰台を獲得した前回の鈴鹿戦と異なり、Q1を大嶋和也、Q2を山下が担当した。どのような狙いでこのタイ戦に臨んでいたのか、脇阪寿一監督に聞いた。

「今日はもう、本当に朝のセッションから全部、計算どおりにできました。朝は(山下)健太で走り出して、いつもは大嶋(和也)で走り出すけど、これを変えました。いろいろ考えて、今回は健太のスピードを最大限に活かすための変更です」と寿一監督。

 寿一監督としてはこのタイをシーズンの勝負どころと捉え、まずは予選で上位を獲得するため、そして決勝で優勝するために逆算で週末の進め方を考えていたようだ。その結果として、Q1大嶋、Q2山下というセレクトになった。

「そうです。そのために大嶋はフリー走行から全然、走る時間がなかった。このサーキットはどんどん路面状況が変わっていくので、最後の最後までタイヤ選択を決める時間がほしかった。これはもう、僕が現役で走ってきたときからの、このサーキットに持っている感覚です。ですので、このサーキットでタイヤ選択を外したことがない。だから、最後の最後にタイヤを決めたかった」と寿一監督。

 2014年と2015年の2年間、このタイで走った寿一監督の経験が今回、活かされる形となった。

「それを可能にしたのも、まずはエンジニアの阿部(和也)が、持ち込みからセットアップのきっちりしたマシンを持ってきてくれたこと。今日は微調整でセットアップは済みました。そして、大嶋はこのサーキットでフリー走行を走らなくてもQ1を突破できる力がある。結果、予選Q1はギリギリの突破(8番手)になりましたけど、Q2でポールを健太で獲るために『専有走行のアタックは健太にしてもいい』と大嶋が言ってくれて、それでもフリー走行の終盤は大嶋に走ってもらって、本当はロングランの確認とかもしたかったんですけど、タイヤを何回も取っ替え引っ替えやって、それぞれのタイヤのポテンシャル確認をしました」

「そこでタイヤ選択は確信をもって、たとえ予選でダメだったとしても、決勝では確実に速いと思えるタイヤを選択できました。予選Q1を担当した大嶋が、Q2に向けてタイヤの内圧とウォームアップからアタックする周回を全部決めて、山健に伝えていました。山健には1アタック分の最低限の燃料だけ積んで、『あとはお前のスピードを信じる』と言ってコースに出して、ポールを獲ることができました」と、寿一監督。

 並々ならぬ、WAKO'S 4CR LC500のこのタイ戦への必勝態勢。会心の出来に満足する予選となったが当然、明日の決勝にも万全の自信を持って、迎えることになる。

「大事なのは明日です。今日の予選は3〜4番手でもいいと山健には言っていました。周りのスタッフは『(第3戦)鈴鹿で勝ちに行くぞ!』と言っていましたが、僕はずっとこのタイを獲りにきていたので、計算どおりです。そして今日も計算どおりにいった」

「(大嶋)和也がQ1をギリギリ通ったのが僕のなかでの今日のハイライトです。和也のアタックのあと、2台くらいまだアタックしていましたけど、タイムを更新できなかった。あそこが今日のハイライトでしたね。それでも、我々は明日の決勝重視で進めています。明日はWAKO'Sさんとファンのみなさまに優勝を届けたいので、ぶっちぎりで勝たせてもらおうと思います」

 新生チーム・ルマンの悲願の優勝に向けて、明日の決勝は果たして寿一監督の計算どおりとなるのか。スーパーGTでのチーム・ルマンとしての優勝は2013年の最終戦まで遡ることになる。

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