30日、ジュビロ磐田が話し合いのもと、契約解除に合意し、名波浩監督が退任することを公式サイト上で発表した。なお、後任監督は未定となっている。
ジュビロのOBである名波氏は、2014年の9月に同クラブの指揮官に就任。明治安田生命J2リーグを戦っていたジュビロを率い、初年度に4位でプレーオフへ進出。翌年には自動昇格圏内の2位につけ、明治安田生命J1リーグへ昇格を果たした。
J1にステージを移すと、2017シーズンは6位と好成績を残した。しかし、翌年には残留を争い16位でシーズンフィニッシュ。今シーズンは17戦3勝で、最下位の18位に沈んでいる。
同監督は30日に行われた川崎フロンターレ戦後に会見を実施。辞任に至った理由に「チームの成績が上がっていないこと、それから同じ方向性は向いているとは思うのですが、選手たちに気持ちよくサッカーをさせてあげられていない」ということを挙げた。
「成績をトータルしてチームとしてもサポーター、クラブとしても苦しかった時期に楽しそうにサッカーをやらせてあげられなかった、そのけじめを自分自身つけなくてはいけない」と決断を下した。
また、同氏は、チームマネジメントやコミュニケーションは悪くなったとしながらも、「勝たせる監督ではなかった」と初めての監督キャリアとなる5年間を振り返った。