重ね置きは絶対NG、収納ケースもコレはダメ! 散らかるだけの「小物整理」アウト事例

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2019年07月01日 22:32  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

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 20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩004-06】魔の巣窟、カラーボックスに全ブッコミ(Kさん・37歳)

 今週は、Kさん宅のリビングから「小物の整理法」をご紹介! ここから小物整理のNGケースを解説していきます。そして最後は、全6回の片付けで完成したキッチン〜リビング全体をビフォー・アフターの様子をお届け。部屋の中から雑多感が消えると、どんな気持ちになるのかバーチャル体験してみてください。

 生活雑貨をぎっしり入った、リビングのカラーボックスです。好きなアーティストを特集した雑誌(2006年)をはじめ、コンタクトレンズやコスメ、アクセサリー、謎の小物、薬などがぶっ込んであります。ここに何が埋もれているのか、本人さえ把握できない状態です。

面倒くさいは一瞬! 小物を「ぜんぶ出し」て、分別整理!

 カラーボックス(場所別)を片付ける時は、「ぜんぶ出し」が基本です。収納ボックスの底には、チリゴミが埋もれているので敷物の上で作業をしてください。全てのモノを出したら、グループ別に分けていきます。処分に迷わないモノは、分類しながらゴミ箱へ。グループに分けてからは、その山から必要・不要と分けていきます。多くの小物は、壊れていないため「いつか使うかも!」と思いがちですが、存在を忘れていた時点でアウトです!

 深い収納ボックスから、埋もれていた小物を救出し必要なモノだけグループ別に収めました。

 書類(グループ1)、ガジェット類(グループ2)、トラベル用グッズ(グループ3)、思い出の小物(グループ4)といった内容です。ボックスの中も、透明の袋や空き箱を使って細かく分類し「タテ置き」で収めます。この一手間で、使う時の便利さが増し、あらゆるムダを阻止できます。深さのある収納ボックス(茶)が2つありますが、小物収納には適していません。小物は「重ね置き」するほど、迷子になります。深さのある収納ボックスなら、衣類やタオルなどの布モノがオススメです。

 では、元の写真(Before)に戻って、片付け後と比べてみましょう。

[Before]「重ね置き」で、モノの住所が不定だった頃

↓↓↓↓
[After]よく使うモノに「住所」を定めた今

 カラーボックスに余裕が生まれて、視覚的にもスッキリしました。本来、引き出しや扉のない棚は、モノを詰め込まないのがポイントです。ディスプレイを楽しみながら、7割収納を目指すと美しくなります。ちなみに、カラーボックス用の収納箱を購入すると、出費がかさみます。文房具や薬、ポケットテッシュなど頻繁に出し入れする小物は、引き出し付きの家具へ移動しました。

[Before]古くなった天板のシミが汚い……。

↓↓↓↓
[After]100均のランチマットで、劇的イメチェン

 古くなったカラーボックスも、100均のランチマットを置くだけで生まれ変わりました。カラーボックスの天板はモノを置きやすい高さのため、散らかりやすい危険ゾーンです。生活感を排除したいなら、モノを置かないよう注意しましょう。花を飾るなども◎です。ちょっとした自分ルールを作ることで、スッキリライフをキープできます。

 カラーボックスの小物整理を終えて、キッチン&リビングが一掃できました! 動画撮影による、ビフォーアフターをご覧ください!

 
 
 
 
 
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・ 毎週月曜更新 #サイゾーウーマン ・ #片付けビフォーアフター 片付け前の動画です #before

整理収納アドバイザー|伊藤まき|ito maki|東京さん(@maki_organize)がシェアした投稿 - 2019年 6月月30日午後10時08分PDT

 会社から帰って来ても、部屋がゴチャゴチャしていると「仕事が残っている」錯覚に襲われます。例え「気にならない」と自称する人も、ホテルのほうがリラックスできるはずです。しかも、モノの山を放置するほど、掃除の量も増えます。毎日の疲れが取れないと感じたら、散らかる汚部屋が原因かも……。

 ゴチャつく部屋から、色の氾濫、モノの影、出しっぱなしが消えました。モノの凸凹を排除し、面・角・色のバランスを整えるとご覧の通り! Kさんの目標だった「シンプルな部屋」はもちろん、「暮らしを楽にする」ことも叶います。仕事と介護に追われるKさんには、家事の負担を軽くすることも狙いのひとつでした。空間から雑多感が消えるだけで、思考もスッキリします。

 「これからは、あるモノを使い切って貯蓄に回したいと思います」とKさん。今あるモノのストックを減らしながら、よりシンプルな暮らしを目指すそうです。次回からは、昭和の思い出が詰まった押入れを片付けます!

――次週は、7月8日(月)に更新!

<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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