「平和すぎ」「健全すぎか!」職場から家に直帰しない「フラリーマン」はなぜ夫婦円満なのか…

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2019年07月03日 22:00  citrus

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30〜40代のビジネスパーソンに、職場からまっすぐ家に帰れない「フラリーマン」が増えている……みたいなことが書いてある記事を『DIAMOND online』が配信していた。

 

そんなビジネスパーソン(※なお余談だが、私は「サラリーマン」に取って代わろうとしつつあるこの「ビジネスパーソン」なる名称が、どうも好きになれない)なんて、私が小学校時代のころ、つまり50年前あたりからもたくさんいたじゃないか……って気もしなくはないのだけれど、まあ「フラリーマン」という造語が生まれた時点(※2004年に社会学者の渋谷昌三氏が著書『「上司が読める」と面白い』(新溝社)のなかで使用したのがきっかけ、とのこと)で、それがトレンドとして明文化されはじめてきた、ということだろう。

 

実際、アサヒ飲料が2018年4月、自称サラリーマン748人を対象に行ったアンケート調査で「まっすぐ家に帰らず寄り道をする頻度」を聞いたところ、

 

一番多かった回答が「週に1日程度」(28.6%)、次いで「週に2〜3回程度」(24.7%)、「週に4〜6回程度」(6.4%)、「毎日」(3.1%)の順で、なんと6割以上が週1回以上、「書店」(47.3%)、「居酒屋」(28.8%)「カフェ」(28.7%)、「家電量販店」(16.2%)……などで、“放課後任務”をしていることがわかった。

 

……らしい。で、昨今のフラリーマンの傾向としては、同記事によると、

 

家庭に不満があるのかと思いきや、実はそうではなく、むしろ夫婦円満という人のほうが多い

 

……という。そして、「家庭に不満がないのにフラリーマンしてしまう人」には、次の3つの要因が微妙に絡み合っている……のだそう。

 

1.    実は家族思いのおじさんタイプ

(男性は女性よりも環境適応能力が劣っているため、フラフラしながらON・OFFのスイッチの切り替えを試みるタイプ)

 

2.    なんとなく「コーヒーショップ」タイプ

(少しの時間、ボーッとすることで妻の話に耳を傾けたり、子育てに励むエネルギーを充電するタイプ)

 

3.    「永遠の少年」タイプ

(自分の趣味にしばしの時間だけ没頭し、リフレッシュを図るタイプ)

 

もし、これがそれなりに真実味のある“最新のフラリーマン事情”なんだとしたら「とても平和な夫婦関係ではないか!」と、私は感銘すらおぼえてやまない。「仕事が終わってから」どころか「仕事中」さえ、フラフラと喫茶店を渡り歩く万年フラリーマン状態の私からすれば、ゼヒともツメのアカを煎じて飲ませていただきたい清廉潔白ぶり! まさに「家庭を持つ社会人(=ビジネスパーソン)の鏡」ではないか!! 寄り道先も前出回答を鵜呑みにするかぎり、健全なスポットばかりだし、お金もほとんどかからない。家電量販店でなにするんだ? マッサージチェアのお試しとか?

 

ただ、ここまで“無菌”な環境に慣れ親しすぎると、いざ“毒”に当たってしまったとき、たとえば、たまたま足を運んでしまったキャバクラやガールズバーやフーゾクのおねえちゃんだとか、パチンコや競馬競輪などのギャンブルにハマってしまったら最後、免疫がなさすぎるがゆえ、一気に箍(たが)が外れる……なんてケースにもなり得ないか、との懸念だって無きにしも非ず……だったりする。

 

「これも時代の流れ」といってしまえばそれまでだが、たまには、年に一度くらいは朝帰りレベルのフラリーマンに、あえてチャレンジし、“ワクチン注入”を心がけてみるのもアリなのではなかろうか? 我ながら無責任なことオススメしてるな……ともチョッピリ罪の意識もよぎってはいるのだけれど……(笑)?

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  • 結婚してた時【亭主元気で留守が良い】を実践してたら、元妻に職場に乗り込まれた����
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