ワニを養殖する一家 2歳娘がワニに襲われ死亡(カンボジア)

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2019年07月07日 17:31  Techinsight Japan

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亡くなった2歳児と家族が経営するワニ養殖場(画像は『Metro 2019年7月2日付「Girl, 2, eaten alive by crocodile while mum’s back was turned for a few seconds」(Picture: Asia Wire)』のスクリーンショット)
カンボジアにある家族経営のワニ養殖場で、2歳の女の子がワニが飼われている囲いの中に転げ落ち、複数のワニに襲われて死亡した。母親(32歳)は最近生まれたばかりの赤ちゃんの世話で忙しく、目を離したほんのわずかな間に悲劇が起こってしまった。『Metro』『New York Post』などが伝えた。

カンボジア北西部シェムリアップにあるワニ養殖場で6月30日、ロム・ロース・ニアリーちゃん(2歳)がワニに襲われる事故が起こった。その日の朝は母親と一緒に過ごしていたロムちゃんだったが、母親が気づかないうちに自宅裏にあるワニ養殖場の近くにふらりと遊びに行ってしまったようだ。

午前10時頃に帰宅した父親のミンミンさん(35歳)はロムちゃんがいないことに気付き、家中を捜したものの見つからず、養殖場に行ったところ数匹のワニがロムちゃんの遺体の一部をめぐって争っているのを目撃した。ミンミンさんはその後、なんとかロムちゃんの亡骸を回収しようと手を尽くしたものの、自宅に連れて帰ることができたのは頭蓋骨だけだった。

一家は自宅裏でワニを養殖しており、狭いコンクリート床の養殖場の周囲に約3メートルのフェンスを設置したばかりだった。地元警察はロムちゃんがフェンスの僅かな隙間からワニがひしめきあう囲いの中に転落し、襲われたことを確認したと発表している。

シェムリアップでは革製品や食用としてワニの養殖が盛んに行われているが、日本のように養殖施設に初期投資できるファームは少ないのが現状であり、家族で経営し経済的にも決して余裕がなかったであろうロムちゃんの家族の心情を考えるとやりきれないものがある。シェムリアップ警察では同じような事故の再発を防ぐため、ワニ養殖所の近くでは子供たちから目を離すことがないよう注意を呼びかけている。

ちなみに2018年には米フロリダ州で、47歳の女性が犬の散歩中にワニに襲われて死亡している。またジンバブエでは、酔っぱらった旅行者がワニのいるプールに飛び込んで腕を食いちぎられる事故も起こっている。

画像は『Metro 2019年7月2日付「Girl, 2, eaten alive by crocodile while mum’s back was turned for a few seconds」(Picture: Asia Wire)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

このニュースに関するつぶやき

  • 幼い子供の死は死神にオイデおいでをされて招かれたような気がする。ご近所の幼児も我が子も風呂の中へ落ちた。ほんの少し目を離した一瞬だ。ご近所の場合はどんな状況だったか分からないが亡くなり、我が子はかろうじて助かった。
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