保育園からの連絡はママにばかり…働くママの憂鬱とは

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2019年07月08日 11:01  ノーツマルシェ

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ノーツマルシェ

1989年以降、共働き世帯は増加傾向にあり、1997年以降は専業主婦世帯を上回り、それ以降も年々増加傾向にあります(※1)。働くママがマイナーではなくなったこの時代。それでもまだ、「育児はママの仕事」という無言の圧力を感じる場面も多々あります。今回は働くママが保育園で感じたモヤモヤを取り上げてみたいと思います。


 


■保育園からの指示や連絡はママにばかり


ママが保育園の送り迎えに行った時は、先生から事細かに連絡や指示を受けるが、パパの時はママの半分以下。ママが10とするとパパは3くらいの割合と言うママもいます。更には、降園時の片づけや手洗いなどのルーチンも、パパの時はおざなりになる時もあるが、ママの時はルール厳守を求められる。保育園のルールを守ることは大切だけど、パパとママで対応が違うことはちょっとモヤっとする。まるで「育児はママのお仕事ですから」という無言の圧力のようで、「どうして私ばかりが?」とモヤモヤ。それでも、こんな些細なことにモヤモヤする私がおかしいのかな? 保育園の先生たちには面と向かって言えないし。と思えば思うほどモヤモヤが大きくなってしまう。そんなお話を耳にすることもあります。


 


■小さなモヤモヤは放置しない


共働き世代にとって、保育園は心強い子育てパートナーです。家族の次に頼れる存在で、「育児の味方」と言っても過言ではないでしょう。味方と思っていたゆえに、保育園側の対応にモヤモヤしてしまうこともあります。「些細なことだから」とママたちは異口同音に言いますが、小さなモヤモヤこそ大切にしてほしいな、と思います。「これっておかしいよね」と感じることは埋没させないでほしいのです。なぜならば、小さなモヤモヤはやがて大きなモヤモヤに繋がっていき、信頼関係までも揺るがすことになりかねないからです。


 


■信頼できる人に話してみましょう


まずは、育児のパートナーでもある夫と話してみましょう。あなたの思いを言葉にしてみるといいでしょう。そして同じように働くママに「こんなことってある?」とこのトピックについて聞いてみるといいでしょう。同じ保育園のママに話しづらかったら、会社の同僚や昔からの友人に話すといいでしょう。とにかく、あなたが信頼できる相手に気持ちを話すことです。感情は言語化するだけで随分と落ち着くもの。あなたと同じように感じる人もいるかもしれません。「私だけではない」と思えて安心しますよ。社会全体から見ても、小さな声をあげていくことは大きな意味があります。人の意識は突然には変わりません。しかしながら、「これっておかしいよね」と声を上げることで、多くの賛同者が集まり、変化が起きるかもしれません。


 


どうしても、夫や周りのママ達と話せる環境にないのなら、筆者のようなカウンセラーやコーチを活用することをお勧めします。カウンセラーやコーチは受容と共感の達人です。「そうか、そうなんだね。あなたの気持ちわかるよ」とあなたの思いに共感して寄り添ってくれだけで、ストレスもすーっと減るもの。些細なことこそ、誰にも言えないことこそ、活用してほしいです。困ったときの最後の砦としてカウンセラーやコーチがいることを忘れないでくださいね。あなたが一番やってはいけないこと、それはあなた1人で思い悩むことです。1人では出口なきように見えることも、人に話すことで思いがけず出口が見える時もありますよ。


[執筆:久保木 惠子(乳幼児ママのサポートコーチ) ]


 


【参考】
※1.男女共同参画白書(概要版) 平成28年版より
※この記事の執筆者:久保木恵子(乳幼児ママのためのサポートコーチ)について。女性専用のカウンセリング『ボイスマルシェ』の登録カウンセラー。電話カウンセリングなので全国どこからでも利用できる、匿名で話せる、当日予約できるというボイスマルシェの特長を活かし、全国の女性たちの相談にのっている。一児の母。


※写真:PIXTA、本文とは直接関係ありません


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