水中にもHUD! Scubaproがスキューバ用マスクに取付可能なダイビングコンピューターを発売

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2019年07月08日 17:02  Techable

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Techable

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HUD(ヘッドアップディスプレイ)というと、車載のものをイメージする人がほとんどだろう。各種情報をフロントガラスなど前方に映し出し、ドライバーは視線を移すことなくそうした情報を確認できる。

そのHUDを水中で使えるよう、Scubaproがスキューバダイビング用のマスクに取付可能な機器とシステムを開発し、発売した。
・ダイビングコンピューター機能搭載商品名は「Galileo HUD Mask-Mounted Dive Computer」で、HUD付きのダイビングコンピューター(ダイコン)となる。

スキューバダイビングに馴染みのない人のために説明すると、ダイコンは水深や潜水時間などの基本情報に加えて、水中に安全に滞在できる水深や時間を計算してくれる。

ボンベの空気を吸いながら潜っていると体内に窒素がたまってくるが、これが一定以上になると減圧症のリスクが出るため、水深や時間、安全停止などを考慮する必要があるのだ。そのため、プロダイバーはもちろん、レジャーで楽しむダイバーの多くも、時計のようなダイコンを手首につけて潜る。
・フルカラーLEDディスプレイ手首につけるダイコンは、情報を確認するのに目の前に持ってくる動作が必要だが、何もせずして常に視界に入れられるようにするのがHUDだ。

ディスプレイはマスク右目レンズの上方にくる。マイクロLEDのフルカラーで、あらゆる明るさの環境ではっきり見ることが可能という。HUDではいちいち視線を移す必要がなく、特に撮影などでカメラ機材を持たなければならないときはかなり有用だ。

別売りのトランスミッターをレギュレーターに取り付ければ、空気ボンベの圧をリアルタイムに確認することも可能になる。

Galileo HUDはすでに発売されていて、価格は1399ドル(約15万円)。トランスミッター付きだと1699ドル(約18万円)となっている。

Scubapro

(文・Mizoguchi)

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