菅原小春『いだてん』人見絹枝役の熱演に反響 「天国の人見さんも感動してると思います」

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2019年07月08日 18:52  Techinsight Japan

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人見絹枝さんのご親族を訪ねた菅原小春(左)(画像は『Koharu Sugawara 2019年7月7日付Twitter「〜いだてん様〜 人見絹枝様、親族の皆様。本当に。本当に、ありがとうございました。」』のスクリーンショット)
NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』で「マラソンの父」金栗四三(中村勘九郎)を主人公に描いた第1部・第2章 「金栗四三篇・後半」の終盤から岡山高等女学校の人見絹枝役で登場した菅原小春。6月30日より第2部・第3章 「田畑政治篇・前編」がスタートすると7月7日放送の第26回「明日なき暴走」で日本初の女性オリンピック選手となった人見絹枝役を熱演して大きな反響を呼んだ。

シマちゃん先生(杉咲花)に勧められて岡山から上京した人見絹枝(菅原小春)は、二階堂トクヨ(寺島しのぶ)が設立した二階堂体操塾へ進学、三段跳など陸上競技で素晴らしい記録を出すも世間の男性からは「バケモノ」「バッタだ」などと揶揄された。

心無い声に傷つき落ち込んだ彼女は恩師・二階堂トクヨに悩みを打ち明けたところ、女子スポーツに革命を起こせと叱咤激励されアムステルダムオリンピックへの出場を決意する。

アムステルダムへ向かう道中では、男性選手のなか紅一点で「アネゴ」と慕われ和気あいあいだった。しかし現地では、日本チームの監督やマスコミから日本女子選手として初出場する彼女に「全国民が期待している」「お国のために頑張ってこい」など重たい言葉がかけられて過度なプレッシャーとなる。

「100m走」で4位と健闘するもメダルを獲れなかった彼女は控室で座り込み涙を流していたが、やがて「私、このままでは帰れません!」と急きょ「800m走」への出場を申し出るのだ。

平成になってからはオリンピックで「何としてもメダルを」と周囲が騒ぐ傾向は薄れたものの、昭和の時代はまだメダルを獲らなければバッシングを浴びることさえあった。アムステルダム大会で人見絹枝が置かれた立場はその比ではなかっただろう。その時代背景における空気感と選手の心境を菅原小春が見事に表現したのである。

彼女が『Koharu Sugawara』公式Twitterで7月7日、「人見絹枝様、親族の皆様。本当に。本当に、ありがとうございました。了承を頂き。大切なこの一枚を」と投稿したところ、フォロワーから「菅原さんの演技に本当に感動しました。菅原さんを通して人見絹枝さんを知ることができて良かったです。素敵な写真もありがとうございます」、「天国の人見さんもきっと今日のいだてんを見て感動してると思います。素晴らしかったです!!」などの反響があった。

ダンサーや振付師として活躍する菅原小春にとって、『いだてん』は女優デビュー作である。彼女が「人見絹枝」とご親族に会って成り切る覚悟を決めたことで「大河ドラマを見て、こんなに泣いたのは記憶にありません。感動をありがとう 演技初心者、菅原小春さんの渾身の演技に号泣です」、「最高でした。人見絹枝さんが舞い降りて小春サンに憑依したとしか思えません」と言われるほどの名シーンが生まれたのではないだろうか。

画像は『Koharu Sugawara 2019年7月7日付Twitter「〜いだてん様〜 人見絹枝様、親族の皆様。本当に。本当に、ありがとうございました。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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