亀田製菓と「マスターマインド・ジャパン」が異色コラボ、デザインの意匠権侵害をきっかけに実現

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2019年07月11日 19:32  Fashionsnap.com

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亀田製菓 佐藤勇代表取締役社長 COO、マスターマインド・ジャパン 本間正章取締役 Image by: FASHIONSNAP.COM
デザイナーの本間正章が手掛ける「マスターマインド・ジャパン(mastermind JAPAN)」と亀田製菓が、7月15日に「mastermindJAPAN × 亀田製菓コラボレーションセット」を1,000個限定で発売する。価格は税込9,980円。アマゾンやマスターマインド・ジャパン店舗、一部取り扱い店舗などで販売される。
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 コラボセットは「50g 亀田の柿の種 辛さ30倍」「50g 亀田の柿の種」各3袋、柿の種を砕いてふりかけにする調理器具「フリカキックス(FURIKAKIX)」、フリカキックス用のスリーブ、ステッカー、トートバッグから構成。ブラックを基調にしたパッケージには、両ブランドのロゴやスカルマークなどをあしらった。
 亀田製菓がファッションブランドとコラボレーションするのは1946年の創業以来初めてだという。今回のコラボは同社が昨年発売した限定商品「30g 亀田の柿の種 超辛30倍」のパッケージに描かれていたスカルのイラストが、マスターマインド・ジャパンで用いられているスカルマークの意匠権を侵害しているとして、本間が弁護士を通じて警告書を送ったことが発端。亀田製菓の佐藤勇代表取締役社長 COOと本間が直接話し合いを重ねる中で、お互いが新潟県出身であることを知り意気投合したことからコラボ商品の開発に至ったという。本間は当時を振り返り「訴えてお金をもらいたいという気持ちは全く考えていなかったです。同じ新潟県出身として亀田製菓といつか一緒に仕事をすることが夢の一つだったので、逆に良いきっかけになりました」とコメント。また「今回は誰も損をしない新しい解決方法として良いコラボになったと思います。今後も一緒に協力しながら日本から世界へ発信していけたら」と話し、新たなコラボ商品の開発にも前向きな考えを示した。
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■亀田製菓:公式サイト
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