デジタルデトックスを強制執行! SNSのアカウントお預かりサービス「CoinLocker」

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2019年07月13日 12:01  Techable

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Techable

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現代人にとって欠かせないコミュニティ手段となったSNS。便利な反面、ストレスの原因となっているのも事実。すぐ返事をしなければならない、自分の意見に対する周りの反応が気になるなどの理由から、気疲れを感じている人も多いようだ。

この場合、最も効果的な対策はデジタルデトックス。週に一度でもいいから、SNSにログインしない期間を設けることだ。しかし、依存状態になっているユーザーの場合、自身の意志でSNSを休止するのは難しい。
・指定した期間のログインをシャットそうした状況から強制的に脱却させるのが、アカウントお預かりサービス「CoinLocker(コインロッカー)」。利用者から一時的にログイン情報を預かり、一定期間SNSにアクセスできないようにするサービスだ。

一般的なウェブサービス開発において、品質保証の手段に用いられる自動テストの技術を起用。これを元に他社SNSにログインし、パスワードを書き換える。

ユーザーはロックしたいSNSアカウントのIDとパスワードを入力し、ログインしない期間を設定。そこに「CoinLocker」が代わりにログインしてパスワードを変更する。ユーザーは指定期日が来るまで、パスワードを知ることができないのでSNSへのアクセスは不可能となる。期間を過ぎれば変更したパスワードが開示され、再びアクセスできるようになる。
・SNSの利用規約を熟慮した上で利用を!気になるのはセキュリティのリスク。ID、パスワードなどログインに必要な情報は使っている端末にのみ保存されるため、仮にサーバー側でセキュリティ事故が発生したとしても情報が流出することはないという。

もう一つの不安材料は、SNS各社の利用規約に書かれた文章。いずれも自動化された手段によるアカウントへのアクセスを禁止する文言がある。自動化された手段で情報を大量に取得してサーバーに負担をかけたり、大量のスパムコンテンツを投稿するなど、健全性を損なうような自動操作を禁止するためだ。

これに対して開発元は、本サービスの利用における自動化アクセスは、ユーザーの主体的な決定の下でユーザー自身のアカウントにのみ影響を与えることから、実質的にSNS各社に対しての迷惑行為には当たらないと判断。ただし、その点を十分踏まえた上で利用してもらいたい、とも述べている。

本サービスはあくまでSNS依存状態にあるユーザーを対象としたもの。自身の意志でコントロールできれば、それに越したことはない。最終手段としてこういう方法がある、ということだけ頭に入れておいてほしい。

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