知的ロマンチック!真夏の夜の美術館5選

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2019年07月14日 17:02  オズモール

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◆【ナイトミュージアム5選】真夏の夜は美術館へ。20時以降までオープンしている、知的でロマンチックなアートスポット

イメージ撮影協力/東京都庭園美術館
2019年の夏は、気まぐれな天気に翻弄されそうな予報。そんなときは近場の都内&東京近郊でマイペースにゆる〜く夏を満喫してみませんか? 今回は、会社帰りやディナーの後に立ち寄りたい夜20時以降までオープンしている、ナイトミュージアムをご紹介。

知的好奇心をくすぐるアート作品が並ぶ美術館。それが夜になるとさらにロマンチックに、魅力的に変身する。夜だけのサービスもチェックして、大人の夏遊びを満喫して。



赤レンガ造りのクラシックな建物と、セレブに愛された絹のドレスにときめく「三菱一号館美術館」
2010年の春にオフィスが立ち並ぶ丸の内で開館した三菱一号館美術館。美しい赤レンガの建物は、三菱が1894年(明治27年)に建設した「三菱一号館」を復元したもの。夜にはレトロモダンの洋館や中庭がほのかにライトアップされ、幻想的な雰囲気に。

今年の夏は「マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン」展が開催中。軽くてしなやかなプリーツドレス「デルフォス」で20世紀初頭ファッション界の寵児となったマリアノ・フォルチュニの業績すべてを観ることができる。世界のセレブリティに愛された約30点の絹のドレスやコートは、見ているだけでうっとり。

そのほか絵画や写真、彼が蒐集した日本の染め型紙をなども展示され、もう二度と再現できないアートファッションを堪能できる。



夜の美術館をゆっくり楽しんでもらいたいと毎週金曜日と毎月第2水曜日の「アフター5女子割デー」にプラスして、8月12日(月)〜16日(金)の5日間は開館時間が21時に延長する。さらにマリアノ・フォルチュニが活躍したヴェネツィア本場の仮面をまとって記念撮影ができるフォトスポットも登場。

美術館を堪能したあとは、併設しているアンティークなカフェ「Cafe 1894」へ。この期間、夜だけのスペシャルドリンクが950円で登場する予定のほか、8月14日(水)には“アフター5女子割”当日限定のお得なディナーもいただける。
“アフター5女子割”当日限定ディナーセット
価格:3132円(別途コペルト料300円)
セット内容:グラススパークリングワイン ヴィーニャ・パウ・ブリュット/Cafe 1894風 ジヴェルニーの庭園サラダ/ズワイ蟹と九条葱のクリームパスタ カラスミ風味/本日のミニデザート



重要文化財に会える!?この夏はギャラリートークでガーデン・カフェが登場する「東京国立近代美術館」
皇居にほど近い東京国立近代美術館は、日本で最初の国立美術館。最大の特徴は、横山大観、菱田春草、岸田劉生らの重要文化財を含む1万3000点を超える国内最大級のコレクション。所蔵品ギャラリーでは、所蔵作品展「MOMAT コレクション」として会期ごとに選りすぐりの作品を200点ほど紹介していて、明治から現代までの日本美術の流れを一気に体験できる。

7月から10月の金・土はナイトミュージアムとして21時まで開館し、この「MOMATコレクション」が17時以降300円で鑑賞できるお得な割引がある。さらに7・8月の金曜夜には、期間限定の「フライデー・ナイトトーク」も実施。

例年大好評のこのプログラムは、参加者でトークをしながら1作品をじっくり鑑賞する。MoMAなど世界のミュージアムでも利用されているスウェーデン製のギャラリーチェアを使うのもこだわりのポイント。新しい鑑賞体験として、参加してみるのもおもしろそう。



皇居が見渡せて芝生の緑が気持ちよい前庭には、レストラン「ラー・エ・ミクニ」のキッチンカーによるガーデン・カフェがオープン。ナイトミュージアムが開催される日の夜には、パスタやスパイシーフライドポテトなどレストランからのデリバリーメニューもあるから、都心のナイトミュージアムをおしゃれに楽しんで。


◆こちらもおすすめ!夜20時以降まで開館している美術館

上)東京都庭園美術館 本館 南面外観(夜間)、左下)東京都庭園美術館 本館 大客室シャンデリア《ブカレスト》ルネ・ラリック作、右下)東京都庭園美術館 本館 南面廊下(夜間)
優雅なアール・デコの洋館で、アートと庭園の美しさにうっとり「東京都庭園美術館」
昭和8年に建てられたアール・デコ様式の朝香宮邸を、そのまま美術館として使用している東京都庭園美術館。邸宅内の装飾やコレクションも宮家にまつわるものやアール・デコの名品が多く、建物は歴史的建造物として国の重要文化財に指定されているほど。

7月26日〜8月30日までの毎週金曜日に実施されるサマーナイトミュージアムの期間中は、どこを切り取っても絵になる本館(旧朝香宮邸)内の写真撮影が可能になる「1933年の室内装飾 朝香宮邸をめぐる建築素材と人びと」を開催。白と黒の石を敷き詰めた市松模様の床がモダンなウインターガーデンが特別公開される。夜21時まで開館しているライトアップされた美しい宮家に、お呼ばれした気分で過ごしたい。



下左)開発好明《受験の壁》(2016年再制作) Photo: 開発好明、下右)「二階のサンドイッチ」
リニューアルで感性を磨くパブリックスペースが充実。“普段使い”できる「東京都現代美術館」
国内外の現代アートがそろった清澄白河の東京都現代美術館。2019年3月に、約3年にわたる休館を経てリニューアル・オープン。おしゃれなカフェ&ラウンジ、総数約27万冊もの美術関連図書資料をそろえた美術図書室など、パブリックスペースが充実。“普段使い”しやすい美術館になった。

7月26日〜8月30日までの毎週金曜日は、サマーナイトミュージアムとして21時まで開館。開催中の「あそびのじかん」で、遊びをテーマにした参加型インスタレーションやユニークな作品に出会ったり、レストランやカフェ&ラウンジに登場するサマーナイト特別メニューを味わったり。現代アートを気軽に楽しみたい。



華麗なミュシャの作品と、彼の影響を受けたアーティスト作品が揃う「Bunkamura ザ・ミュージアム」
2018年にリニューアルした「Bunkamura ザ・ミュージアム」は、いつでも気軽に身近にアートを楽しんでほしいと、金・土曜日は21時まで開館。この夏は7月13日(土)から「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ――線の魔術」が開催され、ミュシャのデザインやポスターなどが展示される。これまでミュシャの展覧会は何度も開催されたけれど、彼の影響を受けた後世のアート作品と一緒に展示されるのは新しい試み。あらためて、ミュシャの影響力の大きさを再確認できそう。

夜のミュージアムを楽しんだ後は館内にある「ドゥマゴパリ」へ。柔らかな色彩で描かれるミュシャ絵画をイメージしたデセールや、《モナコ・モンテカルロ》をイメージしたグリーンカクテルなど展覧会とコラボしたメニューが揃う。パリのエスプリと芸術の香り漂うカフェで、アートの余韻にひたってみては。

◆「ドゥマゴパリ」の記事を見る


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