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高校生のママ「超ヒマなんですけど!」 千秋が問いかける“子育て後の日々”

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2019年07月15日 11:30  AERA dot.

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写真千秋(ちあき)/タレント、歌手。10月26日生まれ、千葉県出身。O型。2003年5月に長女を出産。タレント、声優、歌手、デザイナー。バラエティ番組を中心に、『ノンストップ』(CX系)、アニメ『ドラえもん』(ANB系)のドラミ役などで活躍中。また、「チロル社」、「LOVE STONE」のデザイナーも努める。公式インスタグラム@chiaki77777、公式twitter@cirol777、公式ブログ「苺同盟」http://ameblo.jp/chiaki-777/
千秋(ちあき)/タレント、歌手。10月26日生まれ、千葉県出身。O型。2003年5月に長女を出産。タレント、声優、歌手、デザイナー。バラエティ番組を中心に、『ノンストップ』(CX系)、アニメ『ドラえもん』(ANB系)のドラミ役などで活躍中。また、「チロル社」、「LOVE STONE」のデザイナーも努める。公式インスタグラム@chiaki77777、公式twitter@cirol777、公式ブログ「苺同盟」http://ameblo.jp/chiaki-777/
 タレント・千秋さんが自身のインスタグラムで「(子どもが)中高大学生のママたちは、どう過ごしていますか?」と問いかけたことが反響を呼んでいる。自身も高校生の娘を持つ母。中学生になったころから急に時間ができ、嬉しい反面戸惑ったと打ち明け、この時期に名前を付けるなら?などと呼びかけた。コメント欄には同じく子育て中の女性を中心に100件を超える声が寄せられている。

【写真】井川遥、篠原涼子、長谷川京子…華麗なる芸能界ママ友相関図

 どうしてあえて「時間があること」を訴えたのか? 本人に聞いてみると深い理由があった。

 円満離婚、帝王切開、ミルク育児……。千秋さんが「隠さないで声を大きくしよう」としてきた理由とは。

*  *  *
――まずは、子育てが忙しかった時期について教えてください。どのように仕事と両立してきたのでしょうか。

 出産の1カ月前まで仕事をしていて、産後は2カ月後に仕事へ復帰しました。仕事の間は基本的には母に預けていましたが、ほかにも24時間対応の保育園など2つ登録して、友達にもどんどん預けていました。周りの友達には「私も預かるから、預けていい?」ってお願いしていたんだけど、みんな私には預けてくれなかった。心配なのかな(笑)。

 だから仕事の前に車で2時間かけて友達の家に行って、娘を預けて、仕事して、終わったらまた2時間かけて迎えに行ってってこともありましたね。でも私は全然大変だとは思ってなかった。逆に、せっかく預けてきたから頑張ろうって、仕事をするありがたみは感じるようになっていました。

■目標は「憧れじゃなくて踏み台になるようなママ」

――1998年にポケットビスケッツとして紅白歌合戦に出場して、2003年に娘さんを出産されています。仕事も忙しい時期だったのでは?

 もともとそんなに仕事が忙しい方ではないんですが(笑)、子どもを産んでからは仕事は週の半分にしようと決めていました。子どもといる時間を週の半分は取りたかったからです。

それとは別に、子どもを産んだら注げるエネルギーは子どもに50%、仕事に50%になってしまうかなと思っていたんですが、結果的にはそれぞれに100%になった。自分のパワー全体が200%に増えた感じです。

 もちろん時間は半分になるんだけど、自分の中では両方に100%の力で向き合っていて、合わせて200%の力を出せました。出産のために入院しているときも原稿を2つ抱えて「終わんない、終わんない」って言っていたし、娘が幼稚園に上がるころまで多いときには連載が7本あって、ずっと締切に追われていたんです。いま思うとあんな忙しいときに、よくやってたなと思います。

 いまは時間があるのに連載は持っていません。何か連載のお仕事ありませんか?(笑)。バランスって取れないものですね。

――エネルギーが200%になったのは、何か理由があったんでしょうか。

 仕事に目標ができたんです。ママになるってわかったときに雑誌とかを見ると、スタイルも顔もきれいで、料理が上手で、教育熱心で仕事もバリバリやっているような完璧な女性ばっかりだった。でも、絶対そういう人ばかりじゃないはずだから、私はみんなの憧れじゃなくて踏み台になるようなママになればいいと思ったんです。

 バラエティー番組でふざけていて、「あの人、本当に子育てできるんだろうか?」って思われる私みたいな人が一生懸命やっていたら、「千秋ができるなら私もできる!」って思ってもらえるといいなと。

 日本の女性って、一つの方向にしか評価されなくて、それができなきゃ普通以下、ダメな人みたいになっちゃうところがある。おこがましいんですけど、私がいろんな多様性があることを証明していこうと思ったんですね。

 私はモデルさんみたいな外見じゃないし、料理が苦手だったけど80歳で良妻賢母になればいいって考えて、そういう声を発信するのが当時の目標でした。

■「円満離婚」を定着させたかった理由

――確かに、新しい母親像でしたよね。

 円満な離婚があるって見せたのも、その一つです。日本では離婚したら「お父さんは天国に行っちゃった」って教えたり、二度と会わないってことが多いけど、離婚を考えていたときにアメリカの友達から現地のことを聞いたんです。

 向こうでは平日はステップファーザー(継父)、土日は実のお父さんと過ごすのも普通で、お父さん同士が互いの家に送り迎えするんですよね。そこには新しい奥さんとかほかの兄弟もいるんだけど、みんなが納得している。そういう子がクラスの半分ぐらいいるんですって。お父さんの顔も知らないとか、忘れちゃったっていうのじゃなくて、「今日はどっちのパパ?」「今日はこっち」って普通に言えるのって、良いなと思いました。

 当時は、離婚後に一緒にディズニーランドに行ったりすると、すぐ「復縁か!?」ってニュースになったんだけど、全然そうじゃなくて。夫婦ではないけれど、娘の父と母としての役割はちゃんとやりたいと思っているんです。娘は離婚しても週1回は泊まりに行ってますよ。

 そういうことを初めて聞くとみんなギョッとすると思うけど、何回も言うと慣れてくるし、この10年ちょっとで芸能人でもそういう人は増えてきましたよね。それに、悩んでいる人が「あ、あの手があった!」とか思ってくれたらいいなと思います。別に離婚を進めているわけじゃないけど、苦しくてずっと我慢しているぐらいだったら、次のステージに進んで、シングルでも子どもに対してちゃんとママができるよって伝えたい。

――「円満離婚」という言葉も定着しましたよね。反響もあったんじゃないですか。

 離婚したのは子どもが幼稚園に入る前ごろだったんですが、小学校を卒業するころに、話したことがないママ2人に「あの方法があるんだって勇気づけられて離婚できた」って言われました。苦しい思いをしているよりは、女性にとっては良かったなと思う。だって人生は1回しかないんだから。

 娘を帝王切開で産んだことも、母乳が出なくてミルクで育てたことも、「はーい! 私はそうでした」って明るく声を大きくしようと思ってやってきました。日本では医学的な根拠が無いのに、信じられていることってまだまだあるから。

 少数派だとしても、新しい考えとか違うやり方があるんだよって見せることで、解決のヒントになればいいなと思っています。

■子育て一段落しても就職できない… 戸惑う中高生のママたち

――なるほど、今回の「中高生のママ」問題もその一環なんですね。いつから戸惑いを感じていたんですか。

 娘が中学生になったとき、急に時間ができて「なんだこれ!?」って思ったんです。小学生のころよりも朝は早く出て行って、帰りも遅く帰ってくる。最初の1、2週間は「たくさん昼寝ができる!」って思っていたんだけど、それが続くとだんだん暇だなと……。

 それまでは週末や夏休みも、ディズニーランドとかコンサートに付き添っていたけど、今は友達と行動するようになって、私の出番は無くなってしまった。小学校まではPTAで忙しいこともあったけど、中学校に入ったらそれも急に何も無くて……。嬉しい反面、どうしたらいいのか戸惑いました。

 ママ向けの雑誌とか番組は子どもが赤ちゃんから幼稚園ぐらいまでの情報ばかりで、その後は急に介護や熟年離婚の話になる。ママになった人全員が体験することなのに、情報が全然無いなと思ったんです。

 私は仕事があるけど、周りの専業主婦のママたちはもっと戸惑っていました。働こうとしても、年齢を理由に面接にも進めなくて、なかなか就職できないそうなんです。だから自分で仕事を立ち上げるか、親の仕事を手伝うかパートしかない。パートもそんなに長い時間は入れてもらえないから、あんまりお金にならないらしいし。

 2013年に「ハローサーカス」(ハンドメイド作品の期間限定ショップ)を始めたのも、専業主婦の人たちの才能が作品として世に出て、誰かに買ってもらえたら自信が付くし、収入にもなったら良いなと思ったからです。

 男女の差を無くすための制度はいっぱいできているけど、日本の女性たちがどれだけ自分を犠牲にして、家事や子育てをしてきたかっていうのはまだまだ大きな問題だと思います。香港とかだと朝も夜も外食が多いみたいですし、アメリカだったらレディーファーストで、旦那さんが子どもの世話をしてくれるということもあるけど、日本ではずっと「女性が働くなら家事も両方やって当然」みたいな状態のまま。女の人が働くならパワーを200%にしなきゃいけなくて、それは全員がやれるわけじゃない。しかも子育てに専念していた人たちは、それが一段落しても就職は難しいわけです。

 私は再婚して新しい家族をはじめから組み立てるという使命もあるし、リスタートでもあります。主人の周りの友達もできて、新しい考え方はすごい勉強になるし、新しい趣味もできたけど、それが無かったらもっと途方に暮れていたと思います。

 娘が高校生になってから、このことを改めてインスタに投稿してみたら、すごく長いコメントもいっぱい来て、やっぱりみんなそう思っていたんだ、深刻なんだなって感じました。

――コメントは100件以上付いている投稿もありますね。印象に残っているのは?

 介護が始まっているという人もいたし、家族全員のお弁当を作っているから子育てが終わった気がしないという人も、自由時間のご褒美だよって言ってくれる人もいました。まだ子どもが小さくてバタバタしているけど忙しいのは今だけなんだと思って頑張れるっていうコメントもありました。私が「超ヒマなんですけど!」って言ったら、中学生まであと何年ってカウントダウンもできるようになるし、将来そういう時間が来るとわかっていたら、きっと無我夢中な時期の過ごし方も違ってくると思うんです。

 私は同じように思っている人がたくさんいるとわかって心強いし、中には資格を取り始めたとか、スポーツを始めたとか、前向きな人もたくさんいてヒントをもらいました。

――千秋さん自身はこの時間をどう過ごしていく予定ですか。

 もともと集落や村のしきたりにまつわる昔の怖い話が好きなので、図書館で民俗学の本を片っ端から読んで、都市伝説なのか事実なのかを調べたり、ノートに書いたりしています。いろんな分野に興味が湧いて、大好きな映画『風と共に去りぬ』の時代背景にある奴隷制度とか南北戦争、ネイティブインディアンのことも知りたくなって、次はアメリカの歴史の棚を全部読みたいです。

 読書は娘に絵本を読んだ以来なんですが、最近は人気の小説も読んでいます。自分でジャケ買いしても面白くないから(笑)、誰かに勧めてもらったものとか本屋さんが一押ししているものを読んでますね。映画も好きなので、デビューのときに始めた「年に100本観る」というのを再開しました。

 子どものおかげでせっかく200%になったパワーを100に戻すのはもったいないから、私は半分を自分のために使おうと思っています。外見を磨く人もいるだろうし、私は磨いても変わらないので(笑)、知らないことを知りたい!

「子育てが一段落したママたち」に何か良いネーミングを付けて、月1回ぐらいみんなでいろいろ報告し合ったり、情報交換できるようにしたいなと思っています。

(聞き手/AERA dot.編集部・金城珠代)

このニュースに関するつぶやき

  • 都市伝説とか、月の縦穴とか、火星とか、調べたいこと沢山ある。マンモスの遺体の胃からは南国の植物が出てるとか、日本人の起源とか、AI同士の会話とか。
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  • 逆に暇な時期が来るってのをどんどん発信して欲しい。人ってゴールが見え無い事がかなりのストレスと不安で、ゴールあるだけで励みになるんではないかと思う。
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