「ステラ マッカートニー」がLVMHの新パートナーに、ケリング独立から1年強

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2019年07月16日 10:52  Fashionsnap.com

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ステラ・マッカートニー(2014年撮影) Image by: FASHIONSNAP.COM
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループ(以下、LVMHグループ)と「ステラ マッカートニー(Stella McCartney)」は、新たなパートナーシップを締結することに合意した。詳細は9月に発表する予定。ステラ マッカートニーはケリング(KERING)傘下のブランドだったが、「ブランドの完全なコントロール権を得るのに適切なタイミング」として昨年3月に独立することが発表されていた。
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 LVMHグループは今回の契約でサステナブルかつエシカルなラグジュアリーファッションへの長期的なコミットメントを掲げており、デザイナーのステラ・マッカートニーは、同グループのベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)と執行委員会のサステナビリティにおけるスペシャルアドバイザーに着任する。なお、ステラは同契約締結後も自身のブランドのクリエイティブディレクターとアンバサダーを継続。また、過半数の株式を引き続き保持する。複数の海外メディアの報道によると、LVMHグループは今回のパートナーシップを機に同ブランドの少数株式を取得したという。
 アルノー氏は「ステラとのパートナーシップは一緒に紡いでいく美しいストーリーのはじまりであり、彼女のハウスの素晴らしいポテンシャルを確信している。彼女はサステナビリティとエシカルの問題にいち早く取り組み、自身のハウスのテーマとしても構築したことがパートナーシップ締結の決定的な理由となった。これはLVMHグループのサステナビリティへのコミットメントを推進するものになる」とコメント。ステラは「アルノー氏とLVMHファミリーの一員として、ビジネスの過半数の所有権を保持しながらブランドの可能性を最大限に引き出せるというチャンスは、私にとって非常に胸を躍らせた機会。LVMHとの新たなパートナーシップの先にある素晴らしい未来を楽しみにしている」と話している。
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