“BTSの弟”TXT、Wanna One出身者所属のAB6IXとCIX…2019年下半期注目K-POPルーキー

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2019年07月16日 13:11  リアルサウンド

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TXT『The Dream Chapter: Star (夢の章: Star-1st Mini Album)』

 BTSの弟グループ・TXT、TWICEの妹グループ・ITZY、Wanna One出身メンバー所属のグループ・AB6IXやCIXなど、2019年は大型新人誕生のニュースが尽きない。ここでは昨年上半期から今年にかけてデビューしたボーイズグループの中から、2019年下半期に日本での活動が活発化しそうな注目のルーキー4組にフォーカスする。


TOMORROW X TOGETHER(TXT)

 Big Hitエンターテインメント(以下、Big Hit)が6年ぶりに送り出すボーイズグループ・TOMORROW X TOGETHER(TXT)。グループ名には「異なる君と僕が1つの夢のもとに集まり、共に明日を作っていく」という意味が込められ、メンバーはヨンジュン、スビン、ボムギュ、テヒョン、ヒュニンカイの5名からなる。最年長は1999年生まれのヨンジュン、最年少はハワイ出身でアメリカ国籍を持つ2002年生まれのヒュニンカイで、平均年齢17.6歳(2019年7月現在)とフレッシュだ。“BTSの弟”としてデビュー前から桁違いの注目が注がれていたが、2019年3月4日にデビューアルバム『夢の章:STAR』をリリースし、ついにそのべールが解かれた。


TXT「CROWN」 Official MV

 デビュータイトル曲「ある日頭から角が生えた(CROWN)」は、社会にメッセージを突きつけるアグレッシブなBTSのデビュー曲とは対照的に、清涼感とピュアさを前面に押し出しているのが特徴的だ。色鮮やかな世界観の中に成長期特有の儚さが感じられ、軽やかだが“エモい”。同曲はMV公開から24時間で1450万回を突破しK-POPグループのデビューMV史上最高を記録(2019年3月時点)、その後もデビューからわずか8日で韓国の音楽番組で1位を獲得と、モンスターと呼ばれるにふさわしい快進撃が続いている。5月には北米6都市を巡るデビューショーケースツアーを開催するなど、これまで海外活動はアメリカが中心だったが、8月27日に『関西コレクション2019A/W』出演のために待望の初来日が決定。京セラドームのステージではどんなパフォーマンスで圧倒してくれるのか、期待大だ。


AB6IX(エイビーシックス)

 5月22日にはBRAND NEW MUSICが手がける初のボーイズグループも誕生した。『PRODUCE 101』(以下プデュ)に出演し、高い実力で人気を博したBRANDNEW BOYSこと、Wanna Oneのイ・デフィ&パク・ウジン、MXMのイム・ヨンミン&キム・ドンヒョンの4名に、メインボーカルのチョン・ウンを新たに迎え、5人組の“完全体”としてデビューを果たした。グループ名のAB6IXは「5人のメンバーがファンと一つになって初めて完全となる」という意味の“ABSOLUTE SIX(絶対的な6人)”と、「BRAND NEW MUSICの新たなジャンルを切り開く」という意味の“ABOVE BRANDNEW SIX(超越的した真新しい6人)”に由来。「完全性」「超越性」というキーワード通り、彼ら最大の特徴は楽曲をセルフプロデュースし、クオリティの高いパフォーマンスで圧倒する“完成されたグループ”である点だ。デビューアルバム『B:COMPLETE』は全曲の制作にメンバーが携わり、デビュータイトル曲「BREATHE」はデフィがメインプロデュース、ヨンミンとウジンが作詞に参加している。


AB6IX「BREATHE」MV

 同曲は各音楽番組にて1位を獲得するなど、デビューから早々に華々しいスタートを飾った。この夏は7月21日に豊洲PITで日本初となるファンミーティングを開催予定。幼少期を日本で過ごしたデフィに加え、チョン・ウンも日本語が堪能ということで、パフォーマンスはもちろん日本語でのトークも展開してくれそうだ。



CIX(シーアイエックス)

 下半期最初の大型新人グループ・CIX。Wanna One出身のぺ・ジニョンを中心に構成される5人組で、K-POPファンの間ではビジュアルの高さでもすでに話題だ。最年長&リーダーのラッパー・BX、下積み期間10年のボーカル・スンフンの2人は『YG宝石箱』に出演していた経験も。デビューに先行して6月からはリアリティ番組『HELLO CIX』を配信中。グループ名の“シアッ(씨앗/種子の意)”にかけて、“新芽”感を押し出し、ファンとの距離を縮めている。


HELLO CIX EP06

 7月23日に発売予定のデビューアルバム『HELLO』はEXO、BTS、NCTらの楽曲を手がけたアメリカ出身プロデューサー・MZMCをはじめ、海外のプロデューサー陣が制作に名を連ね、サウンドの方向性にも関心が高まっている。コリオグラフィーはアメリカのダンスコンテスト『Body Rock』で優勝経験のあるダンスチーム・Just Jerkが担当。『PRODUCE 101』のダンストレーナーとしても知られ、Wanna Oneの「Energetic」などを手がけたチェ・ヨンジュンも合流するという。MVはNCT 127の「Limitless」「Regular」などを担当したETUI COLLECTIVEがディレクションを行うということで、公開が楽しみだ。また、デビューアルバム発売の翌日、7月24日に開催予定のデビューショーケースは、チケット販売開始からわずか30秒でソールドアウト。注目度の高さがうかがえる。


ATEEZ(エイティーズ)

 ここ一年の間にデビューしたグループの中でも、パフォーマンスの完成度で頭ひとつ抜けているのがATEEZ。Block Bの所属するKQエンターテインメントから2018年10月にデビューした8人組で、キム・ホンジュン、パク・ソンファ、ジョン・ユンホ、カン・ヨサン、チェ・サン、ソン・ミンギ、ジョン・ウヨン、チェ・ジョンホの1998〜2000年生まれのメンバーからなる。デビュー前より、アメリカ研修の様子やパフォーマンスビデオをYouTubeで公開したり、リアリティ番組『Code Name is ATEEZ』を韓国の音楽専門チャンネル・Mnetで放送するなどして注目を集めてきた。


ATEEZ「Pirate King」Official MV(Performance ver.)

 デビュータイトル曲「海賊王」の振付の一部はBTS等も手掛けるダンサー&コレオグラファーのRIEHATAが担当し、同リアリティ番組に彼女も出演している。デビュー後は韓国内やアジアツアーよりも先に北米・ヨーロッパツアーを開催し、アジア圏以外のK-POPファンにもいち早くアプローチ。公式Twitterのフォロワーは現在約36万人、メンバーのツイートには4万以上のいいねが付くなど、ファンを着実に増やしている。韓国内においてもコンスタントに新作を発表し、今年6月に3rdミニアルバムのタイトル曲「WAVE」で音楽番組『M COUNTDOWN』と『THE SHOW』において初の1位を獲得した。7月末からは東京で韓国3rdミニアルバムのリリースイベントが開催される予定。日本ではどのように活動を展開していくのか、勢いのある彼らの動きから目が離せない。


ATEEZ(에이티즈) – ‘WAVE’ Official MV

■後藤涼子
編集・ライティングユニットomo!(オモ)として、ガイドブックや韓国エンタメ等の書籍・雑誌・コンテンツ制作に携わる。日韓の俳優やアーティストのインタビュー、翻訳・通訳コーディネートも。著書に『Seoul guide 24H』(朝日新聞出版)ほか。インスタグラムアカウント@ryoco_omo


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