一刻を争う水難時に! プロペラ付きの救命ブイ「Dolphin 1」は遠隔から操作できる

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2019年07月16日 15:02  Techable

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溺れたり沖に流されたりしている人を発見した場合、ただちにSOS通報をするだろう。しかし、一刻を争う状況ではレスキュー隊の到着を待っていられない。

そんな状況を想定して、水に投げ込んで水難者の元まで遠隔操作で向かわせることができるスマート救命ブイ「Dolphin 1」が開発された。
・最高時速15キロDolphin 1はプロペラ2つを内蔵し、搭載するバッテリーでプロペラを動かして進むことができる。最大のポイントは、遠隔からのワイヤレス操作に対応すること。手に持つコントローラーと500メートルの範囲で連携する。

Dolphin 1の最高スピードは時速15キロ。世界トップの水泳選手の泳ぐスピードでも時速10キロに満たないことを考えればなかなかの速さだ。そしてDolphin 1そのものはブイなので、水難者は到着したDolphin 1のロープやハンドルにつかまって浮力を確保することができる。
・駆動時間30分また、Dolphin 1につかまって浮いた状態でそのままレスキュー隊の救助を待ってもいいが、Dolphin 1は救難者を岸などに引っ張ってくることも可能だ。

Dolphin 1の駆動時間はフル充電で30分。少なくとも水難者の元に到着させるには十分だろう。海上では波があるなどしてDolphin 1がひっくり返ることも想定されるが、そうした場合でもリモコンで元に戻すことができるのだという。

開発元の香港企業OceanAlphaによると、Dolphin 1はすでに生産が始まっていて、予定小売価格は5500ドル(約59万円)になる見込みという。

OceanAlpha

(文・Mizoguchi)

このニュースに関するつぶやき

  • 強風時は別として、普段ならちょっと大きめのドローンに浮き輪とかガス展開式の救命テントボートを吊るした方が早いし安くないか? ^^; まぁ、公的機関にしてもメーカーにしても
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