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あおぞら銀行がスマホ向け新サービス「BANK」を開始 金利0.2%、Visaデビット決済が可能

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2019年07月16日 18:33  ITmedia Mobile

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写真新ネット銀行支店「BANK」を開始した
新ネット銀行支店「BANK」を開始した

 あおぞら銀行が、7月16日にスマートフォンを軸とした個人向けサービス「BANK」を開始した。同行は、2018年7月から、GMOインターネットグループとの共同開発で「GMOあおぞらネット銀行」というオンラインサービスやスマホアプリを提供しているが、BANKは同ネット銀行とは異なる、新しい“ネット支店”となる。



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 スマートフォン向けには、iOSとAndroid用の「BANK」アプリを7月16日から提供する。BANK開始に合わせて、あおぞら銀行のWebサイトもリニューアルした。



 BANKでは、まずは「BANK The Debit」「BANK The Savings」「BANK The Story」という3つのサービスを提供する。



 BANK The Debitでは、あおぞら銀行の口座から即時に引き落とされる、キャッシュカード一体型のVisaデビットカードを利用できる。年会費は0円で、利用額に応じて0.25%〜1%のキャッシュバックを受けられる。決済の限度額は1日最大500万円。



 payWaveを活用したVisaのタッチ決済(非接触決済)に対応しているが、決済手段として使えるのは物理カードのみで、スマートフォンを使った決済には現時点では対応していない。あおぞら銀行の馬場信輔社長は「いろいろな決済サービスがあり、これからどうなっていくのかはわれわれも注目している。今回はVisaデビットを提供するが、決済サービスとの提携も当然考えている。使いやすい銀行サービスを目指しているので、親和性の高い決済サービスは検討したい」とコメントした。



 さらにBANK支店限定の特徴として、普通預金の金利を0.2%とする。同行が「業界ナンバーワン」とアピールする通り、メガバンクの0.001%と比べると、200倍の高金利となる。



 Visaデビット付きのキャッシュカードは以前も作成できたが、BANKでは、発行したVisaデビット付きキャッシュカードで買い物をしながら、利用額の一定額を自動で預金に積み立てるBANK The Savingsというサービスも特徴。「両親のプレゼント用」「家族の旅行用」といった目標を20個まで設定できる。積み立てる割合は1%〜500%を設定でき、BANK The Savingsで貯蓄した際の金利も年0.2%となる。



 3つ目のBANK The Storyも、BANKならではの機能だ。BANK The Storyでは、ユーザーにより豊かな人生を送ってもらうためのお金の使い方を読み物として提案する。例えば「1万円でできる素晴らしい体験」「家族や友人を喜ばせるサプライズギフト」といった内容を想定している。ストーリーは情報誌のような見せ方で展開し、週1回ほどのペースで更新していく。ストーリーの内容を実現させたいと思ったら、BANK The Savingsの機能を使って貯蓄の目標に設定することもできる。



 あおぞら銀行はもともと、長期信用銀行として事業を展開していたが、2001年にあおぞら銀行に名称を変え、2006年に普通銀行に転換した。2019年3月末時点の総資産は5.2兆円で、馬場氏は「メガバンクではなく、地銀の中堅ぐらいの規模」だと説明する。支店は全国で20箇所あり、ATMはゆうちょ銀行やセブン銀行と連携している。ゆうちょ銀行ATMからの入出金は無料だ。



 ユーザー層は50〜70代が全体の7割を占めているが、銀行でもスマホやPCを当たり前に使うようになった時代背景も鑑み、GMOあおぞらネット銀行でネット銀行にも参入した。



 新サービスのBANKでは、シンプルかつスピーディーにサービスを提供し、「大人のためのスマホ銀行」を目指すとしている。馬場氏はGMOあおぞらネット銀行で「ヒントを吸収できた」と手応えを感じており、「いろいろな個性を持った方々に対応できるような、柔軟性があるサービスを提供したい」と意気込みを語った。なお、口座はスマートフォンから開設でき、印鑑を使ったり書類をやりとりしたりする必要はない。「新しいカードは5日で届く」(馬場氏)そうだ。



 あおぞら銀行 新サービス開発責任者の中井剛氏は「どの銀行も似たり寄ったりで、店舗にはたくさんのパンフレットが並んでいる。また、いろいろなペイメントサービスが次から次へと出てきている。そんな中で画一的ではない、多様な人生を応援するマネーサービスを作りたい。銀行アプリはあまり特徴がないという声を聞くが、最後発だからこそいいものを作れる」と自信を見せる。



 中井氏が「銀行が最も遅れているところ」と指摘するのが、ネットサービスのグラフィックやデザインだ。「人生に役立つマネーサービスを創造する」という目的を実現すべく、BANKのキービジュアルには写真家、遠藤励氏の「氷山」を採用した。



 さらに、BANKのクリエイティブディレクターに、メルセデス・ベンツやユニクロなどでマーケティングの経験を持ち、現在はユニット・ワン代表やバルミューダの取締役を務める、勝部健太郎氏を招聘(しょうへい)した。勝部氏はBANKのブランド、商品設計、ビジネスプロセスなど全般を担当し、1年半ほどかけて完成にたどり着いたという。



 勝部氏は「バルミューダのトースターは、通常の10倍ほど高い2〜3万円でも大ヒットし、3万円の扇風機も売れた。これは新しいマーケットやスタンダードを生み出したから」だと話し、BANKでも同様のヒットを狙うと意気込む。BANKという名称も、「銀行の決定版」という意味を込めて勝部氏が決めた。



 勝部氏はBANKのキーワードは「主体性」だとも言う。「金融機関にお任せじゃなくて、自分の意思で判断して、自分の人生を自分で決めていく。銀行業界ではAIや店舗のリストラが叫ばれているが、成功するにはあえて反対側に行く方がいい。人と人との関係性、そういったことから生まれる信頼感を大切にしたい」と同氏。「世界ナンバーワンのクリエイティブなマネーサービスを目指す」と意気込みを語った。


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